第二話 最終弁論④:他人の不幸は蜜の味 ― 社会心理学小論

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Alanは最終弁論で1)事件の証拠のなさを挙げ、2)形成されたKellyのイメージを打破し、てきましたが、Dennyは未だbeyond a reasonable doubt には不十分だとして更なる弁論を促します。 Alanは、「damage as joy」を意味するドイツ語Schadenfreudeを引き、陪審の良心をくすぐります。

If you watch the news or read the papers, you would see the undeniable delicious joy of the media and the public over Kelly Nolan's plight.

ニュースを見るか新聞を読むと、メディアや世間の扱うKelly Nolanの窮地を見てあなた方は否定しがたい美味な喜びを見ることでしょう

直訳は堅いので、放送で上手にすっきり訳されたセリフを転記します。
陪審員は新聞を読むことを禁じられていますが、読めば世間の風潮に気付くことでしょう、Kellyの苦難を喜んでいる

「苦境」を示す名詞のplightは大概の辞書では一番目に出てきますが、なぜか英辞郎では2番目の意味として出てきます。そこで、英語源を探るかたがたいろいろ見てみると、

plight(n.)
"condition or state (usually bad)," c.1175, from Anglo-Fr.
Originally in neutral sense (as in modern Fr. en bon plit "in good condition"), sense of "harmful state" is probably from convergence with plight (v.) via notion of "entangling risk, pledge or promise with great risk to the pledger."
http://www.etymonline.com/

なるほど、もともとはニュートラルな意味でしたが(フランス語のen bon plit(いい状態)のplitと同じルーツのplight)、動詞のplightの影響でネガティブな意味を獲得したようです。動詞のplightは「誓約する、誓う」等ですが、誓約するときにリスクを承知した上で誓約する、という意味があるようです。

金融機関にお務めでリスク管理をご担当の方、この評判の本をお読みになってみてはいかがでしょう?
Plight of the Fortune Tellers: Why We Need to Manage Financial Risk DifferentlyPlight of the Fortune Tellers: Why We Need to Manage Financial Risk Differently
(2007/09/17)
Riccardo Rebonato

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