弁護活動の本質?

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第二十二話 アスペルガー症候群の治療の最中である自覚からか、殺人未遂事件を扱うことになりながらも、法廷弁護士としての活動にいまひとつ自信を持てず、ころころ変わる司法制度を引き合いに不安を口走るJerryを、Alanがなだめます。

Jerry Espenson:
Yes, it’s daunting. But I know the Massachusetts penal code backwards and forwards, procedure, rules of evidence, objectionable conduct.

そうさ、やりがいはある。でも僕は知ってるんだ、 Massachusetts州の刑法はころころ変わるんだ、訴訟手続、証拠規則、不法行為。

Alan Shore:
Jerry, litigation is about more than knowledge of the law. It’s about confidence and strategy, cheap theatrics.

Jerry、訴訟は法律の知識以上のものなんだ。自信とか、戦略とか、安っぽい演出さ。

国の司法(或いは政治)の在り方はその国の文化を象徴していると考えます。例えば日本とアメリカでは、

日本アメリカ
司法

定着しない陪審員制度
大岡裁きの伝統

訴訟大国
政治

党代表の選び方
小沢対岡田の舌戦

大統領選挙
オバマの演説
政治メディアの充実


他民族多人種の価値観の対立から生じる紛争に対し万人に理解される論理で証言や証拠をひとつひとつ積み上げ、価値観の異なる当事者同士が納得いく解を得るべく発展してきたアメリカの司法制度はもちろん素晴らしいのですが、観念・理念と平行して派生した多くの具体・表象は間違いなく影の部分としても発展を遂げています。

そのひとつの発現が上記Alanの台詞に表される訴訟における法律以外の影響部分です。しかしアメリカ人はAlanの台詞のようにその問題点を理解して事にあたっていて、判ってはいるがそれでも論証の拠り所には詭弁ともとれる論理展開を適用し、詭弁の故に生まれる巨額の賠償金についても、理屈が通っているならば実際に認めて授受するわけです。

こういう司法を背景にした文化では、プレゼンのスキルや、話法といったしゃべくりの技術が発展し、アメリカでスタンドアップコメディーという芸が発展し、日本ではピン芸人という芸風がいまひとつ定着しない背景には、こんな事情もあるのかもしれません。日本では阿吽の呼吸に拍手を送る漫才や3人以上のトリオ芸のほうが演じる側にも見る側にも人気ありますよね。

そう考えると、日本の司法制度には、陪審員制度より、東裁判長・西裁判長の二人裁判長制度による駆引裁判で中間判決を出して、最後に長老裁判長にむにゃむにゃ判決を出してもらう、とかいう制度こそがしっくりくるのかもしれませんね。

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2011/05/16(月) | アスペルガー症候群改善術
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