Power elite と Hoi-Polloi

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第二十話 元夫Ivanは再婚したばかりにもかかわらず前妻Shirleyに執拗にアプローチしてきます。そんなIvanにShirley自信も断り続けられるものかわからず(I don’t trust myself with him)、相手の新妻や自身のモラルを考えると、どうしたものかとDennyに相談します。するとDennyはさらりと以下のようにアドバイスします。

Denny Crane:
Moral!, invented by the power elite to keep the Hoi-Polloi from enjoying themselves.

Power eliteHoi-Polloi という二つの言葉が出てきます。

まず一つ目、Power eliteとは何でしょう?

Power elite
in political and sociological theory, is a small group of people who control a disproportionate amount of wealth, privilege, and access to decision-making of global consequence.
The term was coined by Charles Wright Mills in his 1956 book, The Power Elite, which describes the relationship between individuals at the pinnacles of political, military, and economic institutions, noting that these people share a common world view.
http://en.wikipedia.org/wiki/Power_elite

“Power elite“は、上記にあるとおりCharles Wright Millsの著作に端を緒する言葉で、日本語ではそのままカタカナで「パワーエリート」場合によっては「権力エリート」と訳されます。Wikiの説明がいちばんわかりやすいので引きますと、

政治・経済・軍事の各分野に於けるヒエラルキーのトップであり(政府機関幹部、政治指導者、大企業幹部、軍幹部など)、ミルズは、これら権力層が権力構造維持による利益の一致から協力して大衆を操作している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%BA

とされます。単純な権力者或いはエリートを超越して、ヒエラルキーの頂点に君臨して下部に生きる大衆を自分の駒として使う人といったニュアンスを含むと考えられます。

二つ目は、Hoi polloi です。

Hoi polloi (Ancient Greek: οἱ πολλοί)
an expression meaning "the many", or in the strictest sense, "the majority" in Greek, is used in English to denote "the masses" or "the people", usually in a derogatory sense.
Synonyms for "hoi polloi" include "... commoners, great unwashed, minions, multitude, plebeians, proletariat, rank and file, riffraff, the common people, the herd, the many, the plebs, the proles, the peons, the working class".
http://en.wikipedia.org/wiki/Hoi_polloi

“Hoi polloi”は「大衆」ですが、Wikiの説明にあるderogatoryという形容詞をニュアンスに抱える言葉で、MassやManyなどと区別できると考えます。同義語の中に示された言葉も上から目線の表現が多いと思われます。

derogatory 【形】
軽蔑的な、相手を見下した、権威を傷つけるような、名誉を毀損するような
(英辞郎)

今日紹介したDennyの台詞は、“Power elite“と“Hoi polloi”という二つの相反する社会学的な概念を対比させた知的水準の高い台詞になっています。

・・・

政治学の古典的名著ですね。

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