Rodney Kingを参考にブランド戦略!?

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第十八話 Dennyの扱う事件の相手方検事は、車椅子で過ごす原告(窃盗に入ろうとした家屋の防犯システムにより体中に電流を流された、泥棒にして麻薬中毒者ながら、本件での被害者)の姿をメディアに流し、世論を味方につけようとします。Dennyは、自分の弁護する被告(家屋の防犯システムに電気ショックを設置した男性、泥棒に入られたが本件での加害者)についてもメディアを使って世論を味方につけようと考えます。Dennyは被告の行為は、家を所有する者の当然の権利であると意識付けすべく、広報コンサルタントを採用し、 “American Homeowner” というキャッチフレーズを考案して被告のブランド化を検討します。DeniseはそんなDennyの戦略に懐疑的です。DennyはそんなDeniseにRodney King事件を引きます。

Denise Bauer: But do we really think that we need to label Mr Blayney?

Denny Crane: Ah, Denise. Rodney King?

Denise Bauer: Rodney King. Uh, severely beaten by the police over ten years ago.

Denny Crane:
See? You remember. Why? Branding! They didn't call him Rodney King: wifebeater,
alcohol abuser, who swung a tire iron at a convenience store clerk. They called him Rodney King: a
motorist, a motorist: Rodney King. Brings to mind images of a jaunty man riding hat in cap in a Model-T.
That's what we want. Russell Blayney: American Homeowner. Not Russell Blayney: eats them broiled,
baked or fried.

Denise Bauer: But Rodney King was beaten!

Rodney Kingは1991年にロス市警の警官から集団で暴行を受けた黒人で、暴行の様子は偶然に付近でビデオ撮影していた市民のカメラに収められ、映像としてアメリカ全土に流されました。映像はアメリカ市民の人種問題の火種となり、度重なる人種対立の事件とともにくすぶり続けましたが、1992年4月29日、Rodney King事件の裁判で警官への無罪評決が下されると、評決に怒った黒人は暴徒と化し、ロサンゼルス市街及び飛び火したラスベガス、アトランタ、サンフランシスコをなどのアメリカ各地、カナダの一部にまで波及しました。暴動では黒人が白人市民を襲う様子も伝えられ、人種対立は泥沼と化しました。

Rodney Kingは暴動のさなか黒人側の英雄的存在で、暴動の沈静化を目論むTVから担ぎ出された際には、暴徒と化した黒人たちに平和と人種間の融和をよびかけるメッセージを発するなどの役を務めましたが、もともとは前科持ちで、Dennyのいうように、婦人への暴力、アルコール中毒、コンビニ強盗の前科があります。警官から暴行を受けたときも、深夜スピード違反で捕まり、警官に逆らったために暴行を受ける羽目になったのでした。

Rodney Kingが暴徒に向けて語りかけたメッセージ
People, I just want to say, you know, can we all get along? Can we get along? Can we stop making it, making it horrible for the older people and the kids?...It’s just not right. It’s not right. It’s not, it’s not going to change anything. We’ll, we’ll get our justice....Please, we can get along here. We all can get along. I mean, we’re all stuck here for a while. Let’s try to work it out. Let’s try to beat it. Let’s try to beat it. Let’s try to work it out.
http://en.wikipedia.org/wiki/Rodney_King

しかしながら当時も今も人々の記憶にのこるのはRodney Kingは犯罪者ではなく暴行の被害者であり、悪の警官に対する、弱い被害者の善としての黒人の象徴です。Dennyはこのイメージ付けを裁判の戦略に持ち込もうとしているのですが、Deniseの指摘したように彼らの弁護しようとしているRussel Blayneyは本件では白人で加害した被告の立場です。Boston Legal ならではの心憎いまでのアイロニーたっぷりの構成です。

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