会話の基本 - 相手の言葉を受けて自分の言葉を表現する

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第十八話 写真家Carl Hauser が逝去し、未亡人となった Marguerite Hauserは遺作となった夫の数々の作品を美術館に寄贈し、未公開作品は競売にかけようと思い立ちます。未公開作品のなかには、学生のころ(1966年!)に撮影した若き日の Shirleyのヌード写真もあります。Shirleyは未亡人 Margueriteに競売を思いとどまるよう懇願しますが、Margueriteは、撮影時にShirleyが所有権を写真家側に委ねる旨の一般的な契約書に署名した証拠を盾に、きっぱり断ります。Shirleyは世間知らずの若い女の子の若気の至りなので見逃してほしいとも訴えますが、Margueriteは、Shirleyがモデルとなっただけでなく夫の浮気相手となっていたことを怨んでいるようで、断固とした姿勢を崩しません。

Shirley Schmidt:
Your husband was an adult famous man of the world and I was an immature kid who did not understand the document she was signing.
There was no meeting of the minds here. So this contract, I'm afraid, is not binding.

あなたのご主人は大人で世界的に有名な人で、私は未熟な子供で自分の署名した文書を理解していなかったの。
そこに両者の考えの合致はなかったの。だからこの契約は、私の思うに、拘束力がないわ。


Marguerite Hauser:
As I recall, it wasn't your minds that met. If you were old enough to screw my husband you were old enough to understand what you were signing.

思い起こしてみると、合致したのはあなたの肉体だったわ。もしあなたが私の夫とやれるだけ大人だったのなら、あなたは自分の署名を理解できる十分な大人だわ。


it wasn't your minds that met は、放送訳にならい意訳を充て、「合致したのはあなたの肉体だったわ」としました。直訳ではいまひとつニュアンスが伝わりにくい感じです。

特段目立つ表現や慣用句があるわけではないのですが、相手の言葉(meeting of the minds)を使って自分の言葉をつむぐ(it wasn't your minds that met)、とてもこころにくい会話に仕上がっています。

Boston Legalの脚本のうまいところはこの辺の彼我の会話における単語・言葉の会話間での使い方で、テンポよく展開する英語をよく耳にします。たとえば下記の過去記事をご参照ください。

http://hyoronglish.blog59.fc2.com/blog-entry-14.html

http://hyoronglish.blog59.fc2.com/blog-entry-238.html

http://hyoronglish.blog59.fc2.com/blog-entry-243.html

http://hyoronglish.blog59.fc2.com/blog-entry-281.html


相手の言葉を受けて自分の言葉を探して表現する、というのは、会話におけるあたりまえの基本と応用ではありますが、とっさに出るようにしたいものです。母子の会話は会話の基本ですよね。

・・・

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