Alan Shoreの交渉術 - 1

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私立学校に転入を希望する9歳の女の子は、成績優秀で美術センスもありますが、交通事故の後遺症で「笑う」表情を作れない障害を持っています。私立学校からは転入を拒否されたのですが(理由はおそらく障害)、児童を何としても学校に転入させるべく私立学校側と交渉するとしたら、皆さんはどう論旨を展開しますか?

第十五話 Alanの昔の職場の同僚Phyllis Deaverの9歳の娘Marissa Deaverは、学業成績優秀にして、類い稀な美術の才能も併せ持っていますが、有名私立学校への転入を拒否されます。Marissaは交通事故に会ってから神経に障害をきたし「笑う」という身体表現を持ち合わせません。母親のPhyllisは、この笑わない障害を理由にMarissaの転入は拒否されたと思っており、Alanに助けを求めます。AlanはMarissaと会話して彼女の能力を大いに評価し、何としても転入させたいというPhyllisの願いをかなえるべく私立学校にのりこみ、学校関係者を前にMarissaの転入許可を求めます。

出だしの社交表現は是非参考にしたいものです。

Alan Shore:
I’m Alan Shore. Thank you for seeing me. I won’t take up much of your time.
As you know I’m here regarding Marissa Deaver.

Lestor Tremont: Yes, we have her application in front of us.

Alan Shore:
Ah!. Delightful. We can all take pleasure in it together.

We can all take pleasure in it together なんて是非使ってみたい表現です。
さて、Alanの交渉の進め方は、以下の3部構成で展開されます。

一. 問題提起
まずはあくまで学業面の成績に焦点を当て、成績優秀者なんだから入学を許可しようよ、と訴えます。出だしでは美術の才能には触れていません。美術の才能については、話に念をおす場面とか、議論がこじれたときのために出す話題とすべく、後にとっておきます。

As you see, she’s obviously an exceptional student. She’s in the top ten percentile on her standardized tests, her grades have never dipped below an A-minus, and she pursues and excels in a broad range of extracurricular activities and yet she wasn’t admitted into your fine institution.

二. 懐柔
次に、学校側に間違いがあったと責め立てるのではなく、学校、受験者の双方に間違いがあったと主張し、自分の主張を受け入れて貰い易い下地をつくります。

We all make mistakes. And perhaps it was partially our fault. Her mother tells me she had a dreadful interview which sometimes happens especially considering the extenuating circumstances in this case.

三.提案
相手に聞く耳をもたせたところで、本題にはいり、提案を切り出す。提案は、競合校に勝てますよ、との学校側のメリットにも触れる。

My thought to rectify the situation is this, you re-interview Marissa, review her remarkable work and reconsider putting her on your roster at Adams Academy and let’s go beat our archrivals, whoever they are.

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(2007/01/19)
大橋 弘昌

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