Friggin' Shakespeare

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第十五話 DennyのフィアンセBevは、前夫が世話している飼い猫(=名前はBarry Manilow)が植物状態にあり、前夫の決断で生命維持装置を外されようとしていると知り、Dennyに差し止めを依頼します。DennyはBradに命令して、生命維持装置の撤去を中止し、前夫の猫の飼い方は不当性だったと訴訟を起こす構えです。そんなしょうもない案件に振り回されるBradをPaulは心配します。しかしPaulとBradは以前にDennyには内緒でBevに手切れ金を渡してDennyと別れさせようとした作戦に失敗し、今やBevに振り回されるばかりですから、事務所の経営に支障を来されぬよう、なんとか対処したいと躍起になります。

Paul Lewiston:
Brad, since your attempt to bribe Denny’s fiancé to leave him failed so miserably we must now stay on her good side lest she tells Denny. You have to win this case quickly and quietly.

Brad, きみがなんとか裏金でDennyのフィアンセを彼から引き離そうとして無惨に失敗してからというもの、我々は彼女の側に立つ羽目になってる、彼女がDennyに言いつけない限りは。君はなんとしてもこの件を素早く、それでいて目立たず処理しなければならない。

Brad Chase:
It’s like Friggin Shakespeare around here.

こいつはとんだShakespeareだな。

まずはPail Lewistonの台詞の中のイディオムをチェックしましょう

Stay/keep on the good/right side of someone
 :to remain in someone's favor. (This has nothing to do with the right-hand side.)
http://idioms.thefreedictionary.com/stay+on+the+good+side+of+someone

それから、Lestは以前も紹介した言い回しですが、今一度意味を確認しましょう。

lest (conjunction), before 12th century
 : for fear that —often used after an expression denoting fear or apprehension
http://www.merriam-webster.com/dictionary/lest

さて、今日のメイン・トピック、"It's like friggin' Shakespeare around here."です。なんとも訳者泣かせのフレーズですが、放送では「シェークスピアか」と訳されていました。

このフレーズはドラマの中のシーンとしては、上記二人の会話でPaulが画面から捌けたあと、Brad Chaseが画面中央に一人だけ大写しになり、半ばあきれ顔で捨て台詞のようにつぶやくものです。放送当時は相当に評判となった台詞のようで、Boston Legalの公式サイトにはBrad Chaseのキャラクターをスピンアウトさせたファンのサイトがあって、そのサイトの副題がこの"It's like friggin' Shakespeare around here."です。
http://brad-chase.livejournal.com/

Shakespeareはご存知英国の重厚壮大な人間の愛憎劇を戯曲にした文人ですが、今や人名を越えて、愛憎劇の代名詞としても認知されていると言えます。そのShakespeareにFrigging(=f○○k、の婉曲表現)という形容詞的な言葉がついていますから、Shakespeareのような愛憎劇が現実に起こっている状況を目の当たりにしたときに、「まるでくそShakespeareだなこれは」と思わずつぶやいたわけです。

参考までに過去に紹介した
Shakespeareがらみの(からめた)表現です。
You’ve been more than kind
Bubble, bubble toil and trouble

日本人の会話に置き換えると、「昼ドラみたい」といったところでしょうか?或は「渡る世間は鬼ばかりみたい」、とか「橋田壽賀子チックだね」(いわないか・・・)、といった感じでしょうか。

Bradのキャラクターや、ドラマの前後の場面を知らないと、なんとも理解しにくい解説かも知れませんが、彼の冷徹でドライな現実主義キャラクターや、ドラマの前後の場面を知っていると、とても味のある台詞だと理解できるのではないかと思います。

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