第十二話 最終弁論 - モンスター・ペアレント

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第十二話 最終弁論
モンスター・ペアレント(英語ではhelicopter parent)は日本でも話題になった問題ですが、皆さんが弁護士だったら、あるいは陪審員として当該問題を裁く立場であったら、どうしますか。たとえばモンスター・ペアレントから攻撃される学校側(教師側)を弁護する、モンスター・ペアレントの問題を第三者として考えるとしたら、どうしますか?

Deniseの補佐としてモンスター・ペアレントから職務怠慢で訴えられた高校教師を弁護するDaniel Postは、最終弁論を以下のような2段階で構成し(1. 教師のおかれた環境、2. 親御さん(本件ではGering一家)の品格)、陪審に対してはペアレントや教師の行動だけでなく、教育の本質(教育の結果子供にもたらされるべきものは何か)及び教育者としての親の品格に目を向けさせます。

1        現代の教師の置かれた環境(教師に対する尊敬の欠如、教師に対する評価は画一化された定量評価になっている)を説き、教師は教師で問題を抱えつつも十分にがんばっているのだと理解させ、原告である親御さん側の教師批判は一方的・利己的な主張だと意識させます。

The Gering’s wanna be involved in their child’s education. And they should be.  But in their zealotry they left one thing out of the equation, - the teacher.
  • Because we treat our teachers like crap.  Instead of training our educators properly and believing in them and incentivising them with decent wages, we disrespect them; we challenge them at every turn.
  • And the government in their ‘No child left behind’ act have created a monster.  Instead of teaching children to be innovative our educators are forced to teach to the test.  And it’s been documented that nation wide some teachers have themselves cheated on the tests because their salaries, their bonuses, their job security are linked to the test scores.
2        教師に親御さんが心配な目を向けるのは理解できるとしても、そもそも親は子供や教師を「control」できないし、するのも間違っているし、大切なことは子供を“innovative thinkers” inspire することではないか、と、子供の教育に関心を抱く親の「品格」-just back off and let ‘em grow- を説きます。

And on the other side we have parents like the Gerings coming at them from all angles. Questioning their every move, instead of putting their faith in them. 
  • But they do it for a good place but all they want is complete and utter control.  And, believe me, I know all about wanting control of your life and having very little of it.
  • But you can’t control life, you can’t control your daughter, you can’t control the teacher. All you can do is inspire them to be innovative thinkers, people who tap into their own creativity and confidence to try new things, to challenge the status quo, to make new discoveries. And our kids will do all that and more if we just back off and let ‘em grow.

最後に末期癌に冒されている自分をネタにポロリと台詞をはいて終わります。
  • Just my luck, one of the little bastards will come up with a cure for cancer.
本職の弁護士の弁論でないだけに、法律論は少なく、道徳的な説諭といった趣の内容になっています。

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(2007/12/15)
坂東 眞理子

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