Felt like a cross between A and B

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第十二話 Helicopter parentsに悩む高校教師の弁護を終えたDeniseとDanielは、レストランで食事を楽しんでいます。本物の法廷で弁護したDanielはいまも興奮覚めやらぬ様子で高揚した気分を伝えようとします。

I felt like a cross between Clarence Darrow and ah, Al Pacino in that movie where he shouts.

感じたのはClarence Darrowと、あ~、Al Pacinoのあの映画、彼が叫んでた、あれの中間みたいな気分だった

felt like a cross between A and B
felt like a cross between… は辞書で確認できませんでしたが、よく見る表現です。「ちょうどAとBの中間な感じ」と表現するときに使用するようです。
Clarence Darrow (1857 –1938)は、歴史に残るアメリカの弁護士です。
アメリカの弁護士史上3つのepoch-makingな事件を担当し、その後の法廷史の道筋を立てた功績を誇ります。3つの事件と簡単な内容を記しますと、
  1. Leopold and Loeb (無差別殺人事件)
    若い愉快犯小僧二人(Leopold and Loeb)が殺人をゲームのように楽しんだが、死刑という「蛮行」はやめようと熱弁をふるい、被告人ふたりを終身刑とした。
  1. The Scopes 'monkey' trial (宗教対科学)
    進化論を教えてはならないというキリスト教原理主義の色濃い法律に反対する科学教師(Scopes先生)を弁護し、古い固定観念の判事を証人台で血祭りに上げ、科学の時代をきりひらいた。
  1. Ossian Sweet, murder (人種問題)
    KKK問題がらみで正当防衛から殺人を犯した黒人(Ossian Sweet医師)の無罪を勝ち取った。その際の弁論はブラックなユーモアで、白人の陪審にたいし、失明するのと肌の色が黒くなるのとではどっちがいい?、或いは足を切断するのと黒い皮膚を移植するのとではどっちがいい?などと問いただし、人間のエゴに訴えかけて陪審を動かす弁論をふるった。
そんなClarence Darrowですが、扱った事件とその対処が素晴らしいのであって、弁護士としての職業に対する評価は、芝居がかった弁論、弁論というよりはバラエティーショー、などと決して高くはない評価も存在します。上記の3つの事件を見てもわかるとおり、20世紀初頭のアメリカで、人種問題や宗教問題、死刑制度に対し、人権を盾に真っ向立ち向かったことに意味があるのではないかと思います。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/11/clarence-darrow-us-trial-lawyer

Al Pacino がshoutsする法律映画
といえば、“...AND JUSTICE FOR ALL”(邦題『ジャスティス』)です。対立する判事のレイプ疑惑を弁護することになった熱血弁護士のドラマです。shoutするラストシーンは名場面の一つで、正直さ、正義を見るものに熱く訴えかけます。弁護士版「Serpico」といったところでしょうか?

以上を参考に“felt like a cross between Clarence Darrow and ah, Al Pacino” というDanielの台詞の引用を考えると、Danielの法廷での弁護は歴史に残るような雄弁な弁論ではありませんでしたが、正しい正義を体現した、或いは、決してshout するほどではなかったけどはっきりと考えを主張した、とあって、法廷で弁護した自分自身に酔いしれていたんだ、という高揚感を伝えるには十分な引用であると理解できます。

ちなみに勝訴の評決に飛び上がって喜んだDanielは、祝いの食事でもというDeniseをよそに、もう少しこの余韻を味わいたいという以下の台詞のあと、皆が去った法廷の最前列に一人座る印象的なシーンを演じます。

You know I’ll be out in a minute. I just wanna, ah, savor the moment.

いいせりふだと思います。savor the moment...なんて言ってみたいものです。
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当エピソードのラストシーンでは以下のような洒落た台詞が登場します。
映画スターでもあるMichael J Fox 演じる、末期癌患者にして会社社長の富豪、で今回のエピソードでは法廷弁護士を務めたDaniel Post は当エピソードのラストシーンで以下のような洒落た台詞を口にします。いまだ法廷での弁護と勝訴の高揚感が抜けないようで、ベッドの中でDeniseとくつろぎながら語る台詞です。

Daniel Post: Who do you see playing me in the movie? I’m thinking Denzel.
Denise Bauer: I don’t think this case was the stuff Oscars are made of.

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