Throw one's weight around

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第十一話 前回(Look under the hood)紹介した会話の続きです。被告人Danielは、自身の審理で陪審に好印象を与えられなかった様子でしたが、自分を弁護するDeniseを口説こうと食事に誘い出します。弁護士のDeniseからすると裁判をやめさせて和解に向かわせるチャンスでしたが、Danielの発言には彼の利己的な様子を窺い知れ、いままで人の為に何かしたことがあるのかと思わず聞いてしまいます。自慢はしたくないけど・・・といいつつ答えるDanielの台詞からです。

Daniel Post:
What’s to say? 
I, uhm.., my company sent thousands of pounds of supplies down to New Orleans before FEMA even put its pants on.
I fund a charter school for learning-disabled kids here in South Boston.
I don’t think the government does enough to help its people, so I give as much as I can.
Do you know why I can do that?

何ていったらいいかな?
僕は、んんと、僕の会社は何千ポンドもの物資をニューオリンズに届けたんだ、FEMAがもたもたしてる前にね。
それから特別学校の費用を捻出した、学びたくても普通に学べない子供たちの為にここ南ボストンに。
思うに政府は国民の為に十分働いていないんだ、だから自分でできる限りのことをしている。
なぜそんなことできると思う?

before FEMA even put its pants on というのはとてもユーモラスな表現ですね。

FEMA: Federal Emergency Management Agency: 連邦緊急事態管理庁 (Wikipedia)、英辞郎では「管理局」

The primary mission of the Federal Emergency Management Agency is to reduce the loss of life and property and protect the Nation from all hazards, including natural disasters, acts of terrorism, and other man-made disasters, by leading and supporting the Nation in a risk-based, comprehensive emergency management system of preparedness, protection, response, recovery, and mitigation.
http://www.fema.gov/

Xファイルでは「陰の政府」として登場したそうです。  (Wikipedia)

そのFEMAが出動するので着替えてズボンをはくよりも前に、という意味ですが、FEMAがズボンをはいてあたふたする姿が目に浮かびますね(へ?、浮かばない!?)

charter school

〈米〉チャーター・スクール
◆税補助を受けるが従来の公的教育規制を受けない学校。外郭団体の協力を得て運営。
◆【用法】従来の public school(公立学校)に対比して charter school が引用される 
(英辞郎)

「チャーター機」で半分日本語化しているcharterはそもそもは「特権」で、転じて「貸切」の意を得ていますから、普通の公立学校でないことは想像できます。

Deniseが続けます。

Denise Bauer:
Because you’re a rich guy who throws his weight around.

なぜって、あなたは金持ちで、顔がきくから。

Daniel Post:
It goes hand in hand. Money gives me connections. 
Connections let me do what I want, get what I want.

いろいろな協力があるのさ。お金が僕にコネをもたらしてくれるんだ。
コネは僕にしたいことをさせてくれる、ほしいものを手に入れてくれる。

throw one's weight around

影響力[職権]を乱用する、威張り散らす、影響力を及ぼす、顔をきかす、権力を振り回す、幅をきかす (英辞郎)

「自分の重さを周りに撒き散らす」から転じて「幅をきかす」というのはなかなか面白いですね。

throwing one's weight around in a small group without knowing one's real worth in a larger world outside
を「夜郎自大」と訳して紹介するサイトがありました。(http://ja.bab.la/

似たような表現で以前 pull rank という表現を紹介しました。pull rankが閉鎖空間での特定の上下関係に対して適用される表現とすると、throwing one's weight aroundは上下の関係だけでなくより一般的にpull rankの状態を拡張し世間に適用した表現といえそうです。

参考までに・・・

throw one's weight behind: 自分の地位を利用してまで~を支援する

She threw her weight behind the candidate in hopes it will pay off if the candidate wins.
 : 彼女は、候補者が勝ったときの見返りを期待して、職権を濫用して支援しました。

職権濫用、いつ聞いてもいやな事件ですね。

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(2001/03)
三上 孝孜

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第十三話で、ShirleyとDennyの間で以下のような会話が交わされます。
第十三話で、ShirleyとDennyの間で以下のような会話が交わされます。

Dennyの婚約者Bevが会社でSandwichを売る業者のStanを勝手に解雇したことで、ShirleyはDennyに詰めより、いったい社員でもないBevがなぜサンドイッチ屋を解雇できるのか、それにあなたとはかつてVickie Dantchiを解雇したとき以来、無為な解雇はしないと約束してたはずでしょ、と言います。

   Shirley Schmidt:
   I thought we agreed you wouldn’t fire anyone after you let Vickie Dantchi go?

   Denny Crane:
   She wasn’t pulling her weight.

Pull her weightは本例Throw one's weight aroundの類似表現であると考えられますね。
ThrowとPullとでは反対の意味の感じですが、似た雰囲気の意味となり、こちらはとても肯定的な意味を持つ雰囲気です。

* pull one's weight
自分の役割[職務・分担]を十分果たす、自分の仕事を十分にこなす、自分の力相当の仕事をする、精いっぱい協力する、頑張る、一人前の仕事をする

◆【直訳】ボート競技で漕ぎ手が自分の体重をかけてオールを漕ぐ様子から
  • Although she is quiet, Stella pulls her weight and does more than enough.
    : ステラは目立たないが、十分過ぎるほどの仕事をこなしている。
  • "Gee, you guys have been married for 20 years!? How did it last that long?" "Well, my husband pulled his weight regarding housework. I think that was the key."
    :「うわ~、あなたたち結婚してもう20年?どうしてそんな続いたの?」「そうねえ、旦那{だんな}がすごく協力して家事やってくれたの。そのせいね」
(英辞郎)
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2009/09/19(土) 07:41 | URL | Lalalan Shore #-[ 編集]
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