アメリカのクレジット・カード業界のはなし

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第十話 クレジット・カードの支払いに問題を抱える秘書Melissaを弁護するAlanは、金融系の問題に強い弁護士として、Dennyから同じ事務所のJerry “Hands” Espensonを紹介され、Melissaと二人でJerryの話を聞きます。アスペルガー症候群(Asperger syndrome)のため短い文節や単語をつなげる独特の話し方をするJerrryの語り口ですが、クレジットカード業界の概要を説明するには十分です。

The contract was deliberately written to confuse you. Bait and switch.
Promise one thing. Say zero percent interest. Then they up it to 30%.

契約書は意図的にわかりにくく書かれたんだ。おとり商法。
一つ約束する。例えば金利ゼロとか。その後で30%まで上げる。

◆ bait and switch:おとり販売[商法]
  • 値引きした商品をおとりとして、類似した高額な商品を買わせる商法。
  • baitは「餌」、switchは「(小枝で)むち打つ」の意。
(英辞郎)

Bait and switchもどきのやり口は違法ではないのか?というMelisssaの質問にJerryが答えます。

Used to have usury laws. But the states wanted the credit card business.
So poof! Gone!

昔は貸金業規制法があった。でも国はクレジット・カード・ビジネスを導入したかった。で法律はパッと、消えた。

◆ usury law:貸金業規制法

またJerryはさらに、クレジット・カード会社のからくりを説明します。

It’s called “universal default”. Credit bureaus share your information. All of it.
Your credit company just heard about your asking for car loan. They raise your rates. Why? Because they can.

一般的債務不履行と呼ばれます。信用機関は情報を共有する。全て。
君のクレジットカード会社は君の自動車ローンの問い合わせを聞いただけ。それで金利をあげる。何故って?なぜならそうできるから。

◆ universal default
クレジットカード約款に書かれていて、多くのクレジットカードで採用されている。カード会社は顧客の信用を定期的にチェックするわけですが、顧客の信用度やリスクをめぐる環境が変化したら、カード会社は適用する金利を引き上げられるという条項です。支払い遅延とか、限度額超過、債務超過、信用供与の過享受、複数会社を同時に過剰に利用、といった顧客の行為が該当します。クレジット・カードの利用ではあたりまえといえばあたりまえ、即ち一般的な (universal) ことですから、universal default (一般的債務不履行) と呼ばれるようです。

http://www.creditcards.com/credit-card-news/universal-default-could-raise-your-interest-rates-1270.php

Jerryは最後に、クレジット・カード業界の実態を説明します。

O.C.C. is supposed to police. They don’t. Bought off by the credit card lobbyists.

通貨監督庁(O.C.C.)が監督してるはずだ。でもしてない。業界に買収されたからね。

◆ OCC (Office of the Comptroller of the Currency)
The Office of the Comptroller and the Currency (OCC) is a government agency, a division of the Treasury Department, that is responsible for regulating the national banks that issue credit cards in the U.S.
http://www.creditcards.com/

会話として成立しているか否かは別の問題として、文節または短い文章の連続で構成されても立派にメッセージは伝わるわけですね。わたしもこの話し方の影響か、最近はなしが伝わりにくいなとおもったら、ひたすら重要単語を力強くゆっくりならべたてる作戦をとるようにしています。

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(2005/08)
末藤 高義

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Christian Clemensonの演技が光るJerry "hands" Espensonはとてもユニークなキャラクターが作り込まれていて拍手ものですね。
当エピソードでJerry Espensonが初登場となり、以降のBoston Legalで重要なキャラクターを演じてゆくわけですが、Jerry Espensonを演じるのはChristian Clemensonという俳優さんで、どうやらDavid E. Kellyのお気に入りの役者さんらしく、The Peracticeなんかにも出演していました。実際とても演技の上手な俳優さんですね。



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