第七話 Larry King Live

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第七話 Larry King Live
判事の嫌がらせで残忍なレイプ殺人犯の国選弁護人を強要されたDennyは、被告人の足に銃弾を放ち、国選弁護人の任を確信犯的に逃れました。新聞やメディアに大きく取り上げられ、自分の信条(/心情?)と異なる報道を流されたDennyは、検察が報道のインタビューでDennyを暗に非難したことにも我慢ならず、事務所の反対を押し切り、CNNの人気トークショー番組 'Larry King Live' に出演し、自身の意見を披露すると決意します。

Larry King Liveへの出演を巡るShirleyとのやり取りです。

Denny: The district attorney…, …slathered me on live television.
Shirley: I think you mean “slandered”.
Denny: Well, I’ll have the last word.

Denny: 地方検事は、えーと、化粧したんだ、テレビの生放送で!
Shirley: それを言うなら中傷。
Denny: ああそれ、その最後にいった単語だ

出演のために部屋を出るときの決め台詞です。

TiVo me, will you
ビデオとっといてくれよ。

さて、ドラマは実際のLarry King Liveのセットを使って撮影したようです。最高にブラックなパロディーですよね。
Welcome back to Larry King live, and with me now is Denny Crane the legendary Boston attorney who, just yesterday, apparently opened fire on his own client!

1. Larry King は、朝まで生テレビの田原総一朗よろしく、弁護士なら何をしてもいいのか?、弁護士は法をねじ曲げられるのか?、としつこくDennyの心根をえぐろうと以下を聞き出します。
  • Clearly you’re not saying if a defendant is repugnant enough, fair game, you’re entitled as a criminal defense attorney to shoot someone?
  • What you’re saying is, “It’s okay for defense lawyers to take the law into their own hands?”
2. DennyはLarry King の指摘を否定しますが、かつての司法長官Ashcroft氏を引き合いに出し、自分の主張を死刑制度と結びつけ、微妙に論点をすり替えます。死刑となると、犯罪者なのに死刑囚を擁護する動きが出ると主張します。
  • You know what’s gonna happen to this child-rapist, murdering, scum?  Ashcroft!, God bless him, he’s gonna swoop in and he’s gonna transfer this case to the federal court so we can impose the death penalty.
  • My client’s gonna get the death penalty, bad knees and all, because he deserves it. Then all the bleeding liberals and all of Hollywood will come running to defend him. Make him a cause celeb.
Boston Legal の舞台BostonのMassachusetts州は死刑がない州で、いまも死刑制度復活派と反対派が議論をぶつけ合っています(Season3の第7話でJerry Espensonが死刑制度賛成について偽証したとしてAlanが弁護するエピソードがあります。)。

BOSTONで残虐事件が起こると、司法長官が乗り込んできて連邦で扱う事件にして死刑宣告するよ、というのがDennyが司法長官を引き合いに出した背景です (Ashcroft は引退していましたが、Dennyはかつてではなく今の司法長官と誤解していました)。

John Ashcroftは、George W. Bush大統領政権下の2001年から2005年まで第79第米国司法長官を務めました。そうです、まさに9.11.事件のときです。USA PATRIOT Actの成立に心血を注ぎ、対テロの名目で公権力の私生活への介入が実現する下地を構築しました。死刑制度については何か特筆すべき実績は残しているわけではないようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Ashcroft

3. 次にDennyの主張は、一般人の感情をくすぐるような内容に傾きます。つまり、一度死刑犯罪がメディア等で注目されると、多くの注目は犯人側に集まり犯人の権利は形成されるが、被害者や遺族の権利は形成されない、というのです。
  • But who’s crying for the thirteen year old girl? The problem with the criminal justice system is the criminals have more rights, they get more attention, they get more sympathy than the victims! It’s disgusting, Larry.
Dennyの主張は最もらしいといいますか、確かにそんな側面もあるのでしょうね。保守派からは大喝采をあびたようです

しかし少なくとも日本では、北朝鮮拉致被害者の拉致被害者家族会、光市母子殺害事件で見られた遺族側の発言力、等々、被害者側にも相当な注目が注がれていますよね。

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