Bubble, bubble, toil and trouble

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第六話 Halloweenのころの出勤時、エレベーターでAlanと一緒になったBradはAlanの鞄から煙りがもうもうと出ているのに気付きます。Do you know your briefcase is smoking?

するとAlanがかえします。

‘Tis the season, Brad.
“Bubble, Bubble, Toil” and so forth.

ハロウィンのシーズンじゃないか、ブラッド
バブル・バブル、はじける、なんとか、とかいうやつ…

‘Tis the seasonは、It is the season, の意ですが、何故 ‘Tis と表現するのかよくわかりません。”Abbreviation of “it is”, first recorded c.1450.” とあるので、きっと深い歴史や慣習に裏打ちされている表現なのでしょう。秋から冬のシーズンになると街頭広告なんかで頻繁に目にします。ちなみにラップでよく聞く‘Tis Oki は、It is OKだそうです。

Bubble, bubble toil and troubleは、新聞の見出し等でよく目にするフレーズで、特に経済のバブルを揶揄する際にこの言葉をよく目にします。
http://www.businessspectator.com.au/bs.nsf/Article/Bubble-bubble-toil-and-trouble-$pd20090122-NHRQ7?OpenDocument&src=sph

Bubble, bubble toil and troubleで検索すると8000件もヒットする・・・の書き出しで始まるバブル経済の歴史を研究するサイトもあれば
http://www.freebuck.com/articles/rgordon/020924rgordon.htm)、
Bubble, bubble toil and troubleをタイトルにする学術論文もあります
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=962371)。

もとはWilliam Shakespeareの戯曲Macbethに登場する3人の魔女の呪文のような言葉

Double, double toil and trouble

に源を有する言葉のようです。Double, double toil and troubleは岩波文庫の木下順二訳に従えば、「倍のまた倍、苦しめもがけ」となります。Macbethがこのフレーズだけでなく全体として韻を踏んで書かれていることに敬意を表しBubble, bubble toil and troubleの稚拙な訳を試みるなら、「バブル、バブル、はじける、トラブル」のような感じでしょうか?呪文が解かれたようにバブルがはじけると、いろんなところから疲れは出るわトラブルは発生するわで大変ですよ、という寓話めいた雰囲気の言葉ですね。

煙の吹き出る鞄を持ちながら‘Tis the season という表現と併せて、Bubble, bubble・・・と呟くことで、現実に対する倒錯をあからさまに展開し、大げさな言い方かもしれませんが、虚構の寓話世界を一瞬ながらも眼前に展開している雰囲気を醸します。

今年のハロウィンには(・・・まだまだ先ですね)、‘Tis the season, と併せてdouble double..., じゃなかった、bubble, bubble,... 使ってみます。

ーーーーーー

本編翻訳のあとの木下順二による解説は見事で読み応えのあるマクベス評論/演劇評論になっています。併せて福田恒存の訳と解説(新潮文庫)を読み比べるととても面白いです。
マクベス (岩波文庫)マクベス (岩波文庫)
(1997/09)
シェイクスピアSHAKESPEARE

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