FoxのドラマBoston Legalのしゃれた会話を題材に、英会話を学びたいと思います。

■ブログ管理人よりご挨拶申し上げます■

当ブログを読んでくださりありがとうございます。当ブログを管理しているLalalanと申します。よろしくお願い致します。

  • ブログをはじめて2年と3ヶ月、ブログにいただいた「拍手」の累計が200を越えました。
  • 当初は自分自身の整理を目的に記事をアップしていましたが、最近ではすっかり読み手の存在を意識しながらアップしています。
  • 今後とも牛歩で進む所存ですが、よろしく「拍手」「コメント」のほどお願い申し上げます。
    また、「日本ブログ村・英語ブログ」も是非覗いてみてください。

    → 英会話教材としてのBoston Legal      → Boston Legal概論


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第二十四話 そもそもAlanが犯罪者を逃亡させなければならなくなった背景は、タッグを組んで弁護に当たっていたJerryが弁護に失敗し、このままでは負けてしまい、投獄されたら残された家族が不幸になってしまうのでなんとかそんな事態を避けたいと思ったからです。Alanの逮捕を聞きつけたJerryが事務所にAlanを訪ね、心配そうに声をかけ謝罪しますが、Dennyは冷たく対応します。

Denny Crane: Don’t tell me you’ve turned quisling.

quisling【名】
〔侵略者を助ける〕売国奴
◆【語源】ナチス支配時代(1940-1945)のノルウェーで、親ナチ政権を作ったVidkun Quisling(1887-1945)から。Quislingはナチス崩壊後逮捕され処刑された。
(英辞郎)

初出はTIMESのようでうね。さすがイギリスです。
The term was coined by the British newspaper “The Times” in an editorial published on 19 April 1940, entitled "Quislings everywhere" after the Norwegian Vidkun Quisling, who assisted Nazi Germany as it conquered his own country so that he could rule the collaborationist Norwegian government himself.
http://en.wikipedia.org/wiki/Quisling

日本に用法を援用するなら、金銭がらみの汚職に「角栄る」とするような用法でしょうか、でもあまり目にしない用法ですね。動詞的な用法にはならなず、「宗男ハウス」「小泉チルドレン」とか名詞的用法は多い印象です。

そもそも売国奴には、Traitorという直訳単語があります。
noun: A traitor, especially one who aids an invading enemy.
http://wordsmith.org/words/quisling.html

Traitor【名】
裏切り者、内通者、反逆者、謀反人、ひきょうなやつ、売国奴
traitor to one's country:売国奴、祖国の裏切り者
(英辞郎)

Traitorというよりは、伝説的な歴史上人物のQuislingを使ったほうがドラマチックですし、エピソードも身内を大切にするDennyにとりあげられそうな内容です。

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売国者たちの末路売国者たちの末路
(2009/06/23)
副島 隆彦、植草 一秀 他

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第二十四話 犯罪者(息子を殺されたバス運転手が、警察の不手際で逮捕されなかった犯人を偶然自分の運転するバスに乗せたとき復讐して暴行した殺人未遂)の逃亡を幇助した事実を自覚しているAlanは、法律で争うと負けるので道徳を陪審に訴える作戦に出ようと考えます。

So, usually in these situations I go with jury nullification. Persuade the jury to focus on the moral, not the legal, but here it makes no difference! What I did was unethical, immoral, illegal… I’ll try the case, but at the end I need somebody else to stand before the jury and say, “Let the man go.”

Alanは自分で自分自身を弁護し、弁護士会の重鎮Dennyの威光を背景に演出して無罪放免を勝ち取る作戦に出ます。Alanは自身の作戦にDennyを乗せようとDennyの自尊心をを炊きつけます。

Alan Shore:
Denny, I find in life, and I know you must, that craft doesn’t matter so much if one is a big enough star. You’ve spent your entire life getting away with who and what you are, because you’re a star!

Denny Crane: Big star. I blow solar flares out of my ass.

Alan Shore:
I need your star power here. I need you to stand up before that jury when we’re done and tell them, “Let Alan Shore go!”

Craft doesn't matter
Craft doesn't matterはイディオムでも何でもありませんが、ちょと気になった表現なので取り上げました。それにCraftは手芸関係のカタカナ英語で使う機会はあっても会話のなかで使う機会は無いように思い、備忘録がてら取り上げようと考えた次第です。

craft (krft)
n.  1. Skill in doing or making something, as in the arts; proficiency. See Synonyms at art1.
     2. Skill in evasion or deception; guile.
     3.   a. An occupation or trade requiring manual dexterity or skilled artistry.
            b. The membership of such an occupation or trade; guild.
     4. pl. craft A boat, ship, or aircraft.
tr.v. craft·ed, craft·ing, crafts
     1. To make by hand.
     2. Usage Problem To make or construct (something) in a manner suggesting great care or ingenuity:
http://www.thefreedictionary.com/craft

craftは職人さんが物を作る技、作ること、を表現する言葉ですが、この例のように無形のものをCraftする、あるいは職人のものづくりとはかけ離れた物をcraftする、と表現すると、ちょっと胡散臭さを伴います。即ち、捏造・偽造・隠蔽といった意味の「作る」です。

craft
v. to steal, in an underhanded way, usually from a friend/acquaintance.
That bitch just left and crafted my lighter.
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=craft

しかしながら英辞郎で、捏造する・偽造するを英語変換するとcraftではなく以下のような英語話者でも滅多に使用しない単語が登場してきます。このへんの過去の盲目的継承が日本の英語辞書が乗り越えなければならない壁ですが(その他例えばHang aroundなど)、そんなことはさておき、英辞郎の検索結果を転記しますと

偽造するfake up
【他動】 fabricate (署名や文書を), fake, forge (違法に偽物を), sham
【自動】 fake, forge

~を偽造する  【他動】 counterfeit

捏造する cook up (cook up stories), make up,

【他動】 fabricate(本当でないことを)

そのむかし会社勤めしていた若かりしころ、米国本社から送られてきたスプレッドシートの計算結果の一部が算式を消去され、直接打ち込まれていた値が算式で導く結果と一致しないことに気づき、本社の担当者に分析結果の理論的な矛盾を問いただし、説明を求めるメールを送った記憶があります。「捏造」の英語表現を知らずに、当時は和英と英和で入力ページが違っていた英辞郎でfabricateという単語を見つけクレームを送りました。私としてはまず相手の言い分を聞いて、説明された結果次第ではその行為を非難しようと考えたのですが、担当者からは返事が来ず、代わりに担当者の上司が出てきて「文句があるなら俺に言え、何を以ってクレームしているんだ」、と逆に問いただされ、結局問題をうやむやにされ、当該担当者は何のお咎めも受けず、問題も闇に葬られた苦い思い出が甦ってきます。その小さな軋轢から生まれたしこりが思いのほか大きくなって結局わたしは転職して、しかも会社勤めに夢をもたなくなったのですが・・・。

まま、そんなことはさておき、今ならcraftを使ってさらりと非難するメールを打つでしょうし、場合によっては担当者を諭す丸さというか狡猾さも持ち合わせるまでに成長した(?)ように自己評価しています。

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第二十四話 刑事が警察官二人を引き連れて事務所に入ってきます。目的は、殺人未遂の暴行犯(息子を殺されたバス運転手が、警察の不手際で逮捕されなかった犯人を偶然自分の運転するバスに乗せたとき復讐して暴行した、Aalanが弁護にあった)を逃亡させた罪でAlanを逮捕するためです。

Policeman: You’re under arrest.  貴方を逮捕する。

Alan Shore: Arrest for what? 何のカドの逮捕ですか?

Policeman:
Aiding and abetting a fugitive, obstruction of justice, and conspiracy to aid a
defendant to avoid prosecution.
逃亡犯の支援と幇助、司法妨害、被告人を支援して訴追を免れさせる共謀だ。

Alan Shore:
You’ve just described anyone who’s ever given money to Tom DeLay.
Tom DeLayに金銭を授けた人を表現しましたね。

Policeman: Oh, please put your hands behind your back.
おいおい、両手を後ろにまわして。

Alan Shore: Do I have to? It makes me feel so pretentious.
そうしないといけませんか?なんか仰々しく感じますよ。

Tom DeLayはテキサス州選出の米国の政治家で、1984年から2006年まで下院議員をつとめました。2005年には傘下の団体を通じてロシア企業から献金を受け、見返りにIMFのロシア救済案に1票投じるよう働きかけられました。当時は自ら出頭して保釈金を払い、監獄を逃れましたが、以下の記事にあるように今年の1月に実刑判決を受けています。

2011年1月10日の washington postの記事です。
Tom DeLay, former U.S. House leader, sentenced to 3 years in prison

どうやら誘惑に弱い政治家だったようで、Jack Abramoff等の各種ロビー活動家からの接待攻勢につい票の力を捻じ曲げることしばしばであったようです。また反カストロを叫びながらキューバの葉巻を吸ったり、以前紹介したTerri Schiavoの件でも父親側に立って行動したりと、話題の多い政治家だったようです。政治家を引退射てから実刑を受けるまでは、自叙伝やブログで話題を振りまき、政治コンサルタントとして活動していたそうです(Wiki)。

どこにでもいるんですね、こういう政治家。しかしながらこのモラルのなさとかロシアがらみのドラマチックなスキャンダルは、ちょっと滑稽感もあったりして、コメディータッチの伝記映画になりそうです。

No Retreat, No Surrender: One American's FightNo Retreat, No Surrender: One American's Fight
(2007/03/15)
Tom DeLay、Stephen Mansfield 他


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