FoxのドラマBoston Legalのしゃれた会話を題材に、英会話を学びたいと思います。

■ブログ管理人よりご挨拶申し上げます■

当ブログを読んでくださりありがとうございます。当ブログを管理しているLalalanと申します。よろしくお願い致します。

  • ブログをはじめて2年と3ヶ月、ブログにいただいた「拍手」の累計が200を越えました。
  • 当初は自分自身の整理を目的に記事をアップしていましたが、最近ではすっかり読み手の存在を意識しながらアップしています。
  • 今後とも牛歩で進む所存ですが、よろしく「拍手」「コメント」のほどお願い申し上げます。
    また、「日本ブログ村・英語ブログ」も是非覗いてみてください。

    → 英会話教材としてのBoston Legal      → Boston Legal概論


日本赤十字社への義援金(Google チェックアウト) Google Crisis Response

Let's help people suffered from the disaters Think Daily


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


第二十三話 ハンサムな顔立ちのBradは、所内で知り合った司法修習の女の子にふられますが、その理由はキスが下手だから。その前の彼女にも

”the worst kisser in the history of the planet”

といわれてふられています。そんなにキスが重要なのかと尋ねるBradにDeniseは重要だと答えますが、キスがそんなに重要とは知らなかったBradは納得いかない様子で、女性全般への不満を展開しだす始末です。

Brad Chase:
Women are always complaining about not being taken seriously. And you look at the leading women’s magazines - Vogue, Cosmopolitan, - it’s always about, ‘How do I get a man?’, ‘How do I look?’, ‘How do I please a man in bed?’ And now I discover they’re willing to measure the substance of a relationship with a kiss. It isn’t men who demean women. It’s women.

女性はいつも真面目に相手にされないと不平を訴えているだろ。たとえば名のある女性誌、 Vogue, とかCosmopolitanをみてよ、いっつも「どうやって男をゲットするの?」とか「わたしどう見える?」とか「どうやって男性をベッドで喜ばせるの?」とか。俺はやっとわかったよ、彼女たちは関係の深さをキスで測るのが好きなんだ。女性をおとしめているのは男性じゃない。女性なんだ。

Bradを演じるMark Valleyは現在日本で放送中のドラマでは、例えばFRINGEに出ていたり、Human Targetでは主役を張っているハンサムな俳優さんです。Boston Legalでは、海軍出身の冷徹でハンサムな体育会系弁護士で女好き、でも考え方は古臭い男尊女卑っぽいところがある、そんなキャラクター設定になっています。法律も含め何事も体育会系にストレートに考えすぎる性質の彼のキャラクターをよくあらわした脚本(台詞)に仕上がっています。

彼の彼らしい台詞を取り上げた昔の記事はこちら

ところで新聞の中吊りを含め、時々目にする女性雑誌の内容には時々はっとさせられることがあります。なんともすっきりした解答の得られない、人間の本質にかかわる問題といいますか、古くて新しい問題といいますか、そんな感覚に襲われるからです。そのあたりの感覚を正面から議論しているサイトはしっかりあるので、英語のレッスンかたがた見ておいてもいいでしょう。

セックス関連の広告と女性の尊厳の問題
http://www.helium.com/debates/70095-do-ads-that-use-sex-to-sell-their-products-degrade-women/side_by_side?page=4

ポルノと女性(或いは鑑賞する男性)の問題
http://uk.answers.yahoo.com/question/index?qid=20091222105635AAXTytZ

///

女性の品格 (PHP新書)女性の品格 (PHP新書)
(2006/09/16)
坂東 眞理子

商品詳細を見る


スポンサーサイト


第二十三話 セラピストを銃で撃ち拘置所に収監されてたDennyをAlanが尋ねたときの会話です。

Denny Crane:
Thought he was a quail.     彼は怖気づいたと思ったんだ。

Alan Shore:
I’m not laughing.     笑えないですよ。

Denny Crane:
It’s total self-defense. After I threatened to kill him, the bastard threatened to kill me. It’s not right.
完全に正当防衛だ。彼を殺すと脅した後に、あいつは俺を殺すと言ってきた。よろしくない。

Alan Shore:
Why were you carrying the gun?       なぜ銃を持っていたのですか?

Denny Crane:
I have a constitutional right to bear arms.       憲法で保障されているからな。

Alan Shore:
Not a conceal weapon you don’t.       不法な銃器は対象外ですから、されていません。

Denny Crane:
Oh, yes I do. And the Supreme Court’s gonna say so, just as soon as they finish overturning Roe v. Wade.
そんなことはない。最高裁もそう言うぞ、 Roe v. Wadeの判例をひっくり返したらすぐにもな。

Dennyの台詞の最後に出てきた Roe v. Wadeは、「アメリカ人なら誰でも知っている最高裁の判例(1973年)」だそうで、中絶を禁止するテキサスの法律は、プライバシーの権利の侵害故に違憲だ、とした訴訟で勝訴した裁判です。

「中絶の権利とプライバシーの権利?と、日本的に考えると少し違和感があるかもしれない。」
との書き出しで、この裁判の顛末をわかり易く解説しているサイトがあります。
http://blog.livedoor.jp/maxmasahiro/archives/50554861.html

プライバシーの権利は、個人情報というよりは、自分のことは自分で決める権利(自決権)といったニュアンスで理解すべき権利で、上記Dennyの台詞も、銃を持つ持たないという憲法で定められた自分の権利は自分で決める、細かな法律にとやかく言われる筋はない、という社会的・法律論争を背景に語られています。

Roe v. Wade事件は、最高裁の判事が代わるたびに新たな解釈を加えられ、憲法に基づくプライバシーを優先に語れる場合と、カトリックの流れで中絶禁止を前面に語り判決を覆そうとする場合と、振り子のように振れます。ただ、歴代の大統領はいずれも憲法に基づくプライバシーを軸にRoe v. Wadeの原判決を支持しているようです(このへんはWIKIに詳しく解釈の変遷が記述されています)。

Dennyの台詞が脚本に落とされた2006年ころは、中絶禁止を前面にするブッシュ共和党の保守の存在がイラク戦争の行き詰まり等から社会的な限界を迎え、リベラルの流れが台頭して再びプライバシー優先の論調が勢いづいてきたころなので(以前紹介した最終弁論でScalia判事の解釈によるプライバシーの概念がありました)、そんな時代背景もあっての発言のようです。保守タカ派のDennyの発言なので、まさに我田引水の色彩が強いのですが、収監されての発言なので、割り引いて聞いてあげましょう。

///

Roe V. Wade: The Abortion Rights Controversy in American History (Landmark Law Cases and American Society)Roe V. Wade: The Abortion Rights Controversy in American History (Landmark Law Cases and American Society)
(2001/10)
N. E. H. Hull、Peter Charles Hoffer 他

商品詳細を見る



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。