FoxのドラマBoston Legalのしゃれた会話を題材に、英会話を学びたいと思います。

■ブログ管理人よりご挨拶申し上げます■

当ブログを読んでくださりありがとうございます。当ブログを管理しているLalalanと申します。よろしくお願い致します。

  • ブログをはじめて2年と3ヶ月、ブログにいただいた「拍手」の累計が200を越えました。
  • 当初は自分自身の整理を目的に記事をアップしていましたが、最近ではすっかり読み手の存在を意識しながらアップしています。
  • 今後とも牛歩で進む所存ですが、よろしく「拍手」「コメント」のほどお願い申し上げます。
    また、「日本ブログ村・英語ブログ」も是非覗いてみてください。

    → 英会話教材としてのBoston Legal      → Boston Legal概論


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Let's help people suffered from the disaters Think Daily


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第十六話 Canteenでコーヒーを飲んで休息を取っているShirleyにDeniseがIvanとの馴れ初めを聞きます。

Denise Bauer: You practiced law together?
一緒に法律を仕事にしていたの?

Shirley Schmidt: My very first firm. Tiggs and Schmidt. It flopped.
最初の私の個人事務所よ、Tiggs and Schmidt、つぶれたの。

つまりShirleyとIvanは、Shirleyが最初に独立した法律事務所(Tiggs and Schmidt)の共同経営者だったわけです。でも経営は失敗し(flopped)、二人の生活も分たれ、IvanはいまやMissyと再婚する道を選びShirleyに付添人を頼んでいるわけですが、Missyはリハーサルディナーの案内にやってきます。

Directions to the rehearsal dinner.
食事会の案内でーす。

Eight o’clock! You can bring a date!
8時でーす! お友達もご一緒にぃー!

Rehearsal dinnerとはどういうdinnerでしょう?

http://www.rehearsaldinnerguide.com/home/
こういうサイトがあるくらいですから、アメリカ社会では相当に一般的なイベントなのでしょう。日本でも若い人たちの間では一部知られたイベントのような感じのようではありますが、少なくとも私は日本でrehearsal dinnerに同席した記憶はないです。

http://weddings.about.com/od/showersandparties/a/RehearsalDinner.htm
このAll aboutの情報を参考にRehearsal dinnerをまとめてみました。
  • When: 式本番の前日に、結婚式のリハーサルのあとの夜
  • Where: レストラン等に限らず、庭先でバーベキューも
  • Who: 結婚式に出席する予定のひとたち
  • What: 形式張らない食事、ポーカーやダーツ等のゲームを並行する場合も
  • Why: 出席者顔合わせ、新郎新婦の関係者への感謝
  • How: 新郎の母親が企画し、結婚式の案内発送後、別に案内を送る。
遠方より式に参加する人には、前泊できる点でなかなかいい制度かもしれません。費用は新郎側の両親が勘定をもつ伝統のようですが、最近は両家折半といった事例も見られるようです。

http://www.onpaperline.com/Rehearsal_Dinner.html
メニューを見るとさほどフォーマルな感じはしませんね。

http://homepages.sover.net/~rush4th/wedding/album-other.html
参加者の服装も結構カジュアルな感じです。

Bring a date は、dateという言葉から異性かと思ってしまいますが、性別は問わず同伴者という意味のようです。
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survival guideとはまた仰々しいタイトルですね。

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(2007/10/22)
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第十六話 Alanの元に舞い込んだ依頼は、末期アルツハイマーで苦しむ妻にモルヒネを投与し尊厳死させ、自殺幇助の殺人罪に問われている男性(Ryan Myerson)の弁護です。証人席に座っているのはモルヒネの投与を決断した男性本人で、アランが質問しています。

Alan Shore:
Were you present when she died?
あなたは彼女の死に際に立ち会ったのですか?

Ryan Myerson:
Yes. It, it was tragic. But it paled to the tragedy had she gone on living.
はい、とても痛ましいものでした。しかし悲劇さえをも薄くします、もし彼女が生きていたなら。

Paleは、名曲whiter shade of paleで知られるpaleですが、こうして動詞で使うのはなかなか渋いですね。

Pale【1自動】
1. 青ざめる
2. 重要でなくなる
  • At some unforgettable meals, the food pales compared with the drama. : 忘れ難い食事では、その劇的な事件[ドラマ]に比べて食べ物は重要でなくなる。
3. 見劣りする
  • Her beauty pales compared to yours. : 彼女もきれいだけど、君にはかなわないよ。
(英辞郎)

英辞郎では、Pales compared… という用例のみ引かれていますが、Pales into insignificanceという慣用表現(?)と思しき表現があるようです。
http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/19/messages/195.html

上記で動詞のpaleについて上手に説明している文章があるので引きますと、
  • The verb "to pale" is being used in its most common meaning, namely to lose colour, or to become dim or faint. An object that pales becomes less conspicuous and therefore by analogy, less important. A very similar phrase using "pale" in this way would be "to pale into the background".
  • I believe the correct phrase is "pales in significance to..." which is used when comparing two or more things.

なるほど、2つ以上のものを比較して一方が薄れるとき、paleを使うわけですね。上記会話例もまさにそんな使い方です。動詞のpale 使ってみたいですね。

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第十六話 バーで聞いた歌がきっかけでひょんなことから7年も絶縁状態の娘を訪ね再会を果たしたPaulは、てっきり一人暮らしと思っていた娘に3歳になる子(Paulにとっては孫)がいると知り、娘に父親のことを問いただします。

Paul Lewiston:
 Rachel, you’re almost forty.   Rachel, おまえはもうじき40だろ。

Rachel Lewiston:
 Meaning what, time to grow up?   どういう意味、大人になれって?

Paul Lewiston:
 Meaning, perhaps when choosing men...  どいう意味って、男を選ぶなら・・・

Rachel Lewiston:
 Find one who won’t walk out on me, yeah, well, you know what they say, girls looks to marry their fathers.
 私を見捨てない人を捜せって?そうね、えっと、よくいうじゃない、娘は父親に似た男を選ぶって。

Paul Lewiston:
 I never walked out on your mother.  私は母さんを見捨てはしなかった。

Rachel Lewiston:
 No. But you walked out on me.  でも娘を見捨てたじゃない。

walk out on
(人)のもとを去る、(人)を見捨てる
(英辞郎)

Meaning: Leave somebody angrily
http://www.usingenglish.com/reference/phrasal-verbs/walk+out+on.html

walk out on somebody/something
  • to suddenly end your relationship with someone or something
    • She walked out on her husband and two children after 12 years of marriage.
    • Why would anyone walk out on a seven-year contract that includes a share of the profits?

人と人の関係だけでなく、グループ間の関係や、集団の行動についても使われるようです。それら用例をWEBから拾い集めてみました。また、「angrily」という反応を伴う状況も必要条件のようです。

用例をみるかぎり、人又は人の集まりに使うようで、物には使わないようですね。また、Angrilyであることも共通しているようですが、LeBronは何を怒っているのかよく知りません。用法の失敗例ですが、先日、米国人からのメールに添付されているはずのファイルが添付されていないので、The file seems to walk out on the mail、と使ってみたら、ちょっと変な表現だと指摘されてしまいました。(涙)

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walk out onはたしかに相手に傷を残しますね。

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Alanが扱う案件は、後日紹介する予定の最終弁論で「Terri Schiavo fanfare」と言及されるように、実際に社会論争にまで発展した事件をドラマ化したエピソードです。Terri Schiavo事件(日本語でまとめられた論考はこちら、またはこちらのリンク集から)については後日じっくり考えてみたいと思うのですが、Boston Legalでは先日紹介した猫のエピソード、Season 4でのShirleyの父親へのモルヒネ投与等、何度か類似の事件に正面から向き合おうとしています。ときの事件をドラマで取り上げ、時流を捉えた解釈論争を展開させるアメリカ社会の奥深さには敬服するばかりです。

今回の記事では、会話フレーズの紹介というより、Terminal care, Hospice, Morphine drip, Pain management といった概念を紹介したいと思います。

また安楽死と尊厳死は違うようですから、当ドラマで扱われたエピソードには、尊厳死という言葉を使いたいと思います(こちらを参照)。

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第十六話 Alanの元に舞い込んだ依頼は、末期アルツハイマーで苦しむ妻にモルヒネを投与し安楽死尊厳死させ、自殺幇助の殺人罪に問われている男性の弁護です。まず証人として喚問されたのは、モルヒネの点滴等を行った終末ケアの専門病院Hospiceで経験を積んだ看護婦です。検察側の弁護士が看護婦に質問をぶつけます。

A.D.A. Douglas Koupfer:
Did he tell you what he wanted to use the morphine drip for?
彼はあなたに、何にモルヒネ点滴を使用するのか言いましたか?

Jody Young:
He said if she ever got in too much pain he wanted to help her manage it.
彼は、彼女があまりの痛みに苦しむなら彼女の痛みを緩和して助けたいと言いました。

A.D.A. Douglas Koupfer:
And how is it you even had access to this drug?
で、あなたはどうしてまたこの薬を持っていたのでしょう?

Jody Young:
I had worked at a hospice for people dying of terminal diseases. It was quite common for morphine drips to be used in connection with pain management.
私は以前病気の末期で死にゆく患者さんのホスピスに勤めていました。至極一般的だったのはモルヒネ点滴で、痛みの緩和に使用していました。

Terminal Care(終末(期)医療、終末(期)ケア)は、ホスピスと共に広がりを見せる概念ですが、ケアの開始をより時間的に前倒した「緩和ケア」という概念も広がりつつあるようです。
http://www.hpcj.org/what/definition.html

Hospiceにおけるモルヒネの用法について説明されています。
http://www.hospice.jp/oyakudati/1morphine.html

薬として見いだされたモルヒネの悲劇は、その中毒性や、モルヒネを材料に生成されるヘロインの為に、犯罪推理小説の中で事件的に扱われる事情も手伝い、歴史的に常にマイナスイメージが先行する薬として運命付けられているようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%92%E3%83%8D

太宰治が人間失格で描写したモルヒネ中毒の状態は、彼のモルヒネ中毒を元にした挿話と推察するに十分ですが、私の個人的な感覚として、文士とモルヒネは妙にしっくりと結びつきます。

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また、胃がんで苦しんだ尾崎紅葉は、俳句にモルヒネを詠んでいます。

米国では、2009年3月には、未認可のNarcotic Drugs(morphine sulfate, oxycodone, and hydromorphone)に対してFDAが製造中止を命じています。(ただし翌月には、代替薬が見つかるまで生産の継続を認めるよう修正された。)
http://www.medpagetoday.com/PainManagement/PainManagement/18157

2010年になって、死を幇助するのでなく、痛みを緩和する薬としてのmorphineに焦点を当てた論文が発表されています。
http://www.sciencedaily.com/releases/2007/12/071210212155.htm

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『安楽死事件—模擬裁判を通してターミナルケアのあり方を問う』,
医学書院, 205 p.ISBN: 4260341626 1995
http://www.arsvi.com/d/et-bg.htm


第十六話 Shirleyの元夫Ivanの再婚相手となる婚約者Missyは、ひとたび笑い出すと笑いを止められない体質のようで、Missyの笑いを止めるには何か悲しい言葉をかける必要があるそうで “I have to tell her something tragic to snap her out of it”と説明するIvanは、例えば “Bambi’s mother got shot.(子鹿の母親が撃たれた)” などと言ってMissyを笑いから救います。

ShirleyからIvanとの馴れ初めについて聞かれ、Ivanのユーモアのセンスに惹かれたと言うMissyは、Shirleyに、「(結婚していた頃は)Ivanのユーモアに笑わせられたの?」と訊ねますが、Shirleyの切り返しがツボにはまり、引き笑いが止まらなくなります。どんなやりとりだったかといいますと

Missy Frank: Well, I’d have to say, church, also his sense of humor. Did he make you giggle?
Shirley Schmidt: Only in bed.

Missy Frank: えっと、そうねぇ、教会よ、それと彼のユーモア。彼は昔も笑わしてくれた?
Shirley Schmidt: ベッドでだけね。

Shirleyの切り返しに笑いが止まらなくなったMissyにIvanが語る “something tragic” な言葉です。

Ivan Tiggs: Bill Buckner.

Missyの笑いはこれでぴたりと止まるわけですが、Bill Bucknerがsomething tragicだと理解できる人はおそらくアメリカ野球通(もしくは熱狂的なRed Soxファン)のはず(?)です。

アメリカのMajor League Baseball、1986年のWorld SeriesはBoston Red SoxとNew York Metsの対戦でした。第6戦は9回を終えて3対3のまま延長にもつれ、10回表に2点を取りスコアを5対3と2点リードに広げたRed Soxは、その裏のMetsの攻撃を守りきれば、World Seriesを4勝2敗で制覇するはずでした。2アウトまでこぎ着けたRed Soxを見ていた観衆は、ようやくあの「バンビーノの呪い」が解かれる瞬間を今か今かと待っていましたが、連続ヒットとワイルドピッチで5対5の同点に追いつかれ、なおも2塁にランナーを残しています。次のMetsの打者Mookie Wilsonの打球は平凡な一塁ゴロで、誰もが再延長を考えたのですが、Red Soxの1塁手Bill Bucknerはトンネルしてさよならエラーを犯し、Red Soxは眼前の勝利を逃したのでした。1920年から続いたバンビーノの呪いは66年程度経っただけでは衰えなかったわけで、呪いが解けるのは私たちの記憶にも新しい2004年のことです。

どうやらBill Bucknerのエラーは、アメリカの野球史上記録にも記憶にも残るエラーのようで、You tube等で画像を確認できたりもします。http://www.youtube.com/watch?v=FyNuHRqq0zU

かつて日本プロ野球には宇野勝という記憶に残る迷選手がいました。


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ちなみにShirleyは...
[Bill Buckner]の続きを読む


第十六話 法廷に乗り込むDennyは、報道陣に囲まれながら何やらつぶやいています。Dennyがこういった場面で自分の名前をつぶやきながら何やら呪文のようにぶつぶつ言いながら歩くシーンは、以前にも紹介しました(10 cents a dance)。今回は以下のようなつぶやきです。

Denny Crane… No comment…
The blind shall lead, only in America…. Denny Crane…

Denny Crane… ノーコメント…
盲人が道案内するのは、アメリカだけ…. Denny Crane…
放送訳:アメリカは愚民の国

この台詞がドラマの中で何か特別な意味を暗示しているかと言うとそんなことはないようですし、聞き様によっては国家批判ともとれる台詞はDenny Craneのキャラクターに結びつきにくい台詞です。ドラマの放送時(2006年2月21日)はGeorge W Bush政権のほころびがいろいろな歪みを世界中で開花させていた時期ですから、Denny Crane演じるWilliam Shatnerによる、キャラクターを超越した人間としてのアドリブ、と考えるのが妥当かと思われます。

もともとは、The blind leading the blindという聖書の言い回しがあって(Matthew 15:14 (King James Version))、聖書の中では

Let them alone: they be blind leaders of the blind. And if the blind lead the blind, both shall fall into the ditch.

と表現されていたようです。「盲人が盲人を導くと両者とも共倒れになる」という教訓めいた言い回しです。さらに元を辿るとインドのUpanishadに至ると言う説もあるようで、

Abiding in the midst of ignorance, thinking themselves wise and learned, fools go aimlessly hither and thither, like blind led by the blind.

なるほど、インドの堅牢なイメージを彷彿とさせる表現です。
http://www.phrases.org.uk/meanings/67150.html

blind shall lead (the way)という表現は、このThe blind leading the blindという表現の一部が別の意味を持って人口に膾炙するに至った表現と考えられます。And The Blind Shall Lead The Wayは、Drawn From Beesというバンドのアルバムタイトルのようで、アルバムジャケットから言葉の意味を見て取れます。
http://www.amazon.com/Blind-Shall-Lead-Way/dp/B0026GZL0K

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子供にも説諭できる表現のようですね。

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