FoxのドラマBoston Legalのしゃれた会話を題材に、英会話を学びたいと思います。

■ブログ管理人よりご挨拶申し上げます■

当ブログを読んでくださりありがとうございます。当ブログを管理しているLalalanと申します。よろしくお願い致します。

  • ブログをはじめて2年と3ヶ月、ブログにいただいた「拍手」の累計が200を越えました。
  • 当初は自分自身の整理を目的に記事をアップしていましたが、最近ではすっかり読み手の存在を意識しながらアップしています。
  • 今後とも牛歩で進む所存ですが、よろしく「拍手」「コメント」のほどお願い申し上げます。
    また、「日本ブログ村・英語ブログ」も是非覗いてみてください。

    → 英会話教材としてのBoston Legal      → Boston Legal概論


日本赤十字社への義援金(Google チェックアウト) Google Crisis Response

Let's help people suffered from the disaters Think Daily


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


第十話 Bradの審理に臨むに際し、Deniseは証人として証言台に立つと息巻きますが、ShirleyはDeniseを証人に起用する案を棄却しました。

The problem is, if Brad testifies and you testify that gives the prosecution two more opportunities to play out this horrific chain of events. There’s nothing you can say that Brad can’t say.

問題は、もしBradが証言して貴女も証言したら、検察に2度もこのおぞましい一連の出来事を攻撃させることになるわ。Bradにはできないけど貴女にはできる証言なんてないわ。

# play out
  1. 行動に表す、最後まで演じる[演奏する・戦う]
    • A similar scenario was played out in other parts of the city.
      : その町の他の場所でも同じようなことが起こった。
    • Could the scenario play out that smoothly?
      : そんなにうまく事が運ぶでしょうか?
  2. 〔綱などを〕たぐり出す、繰り出す
  3. 尽きる、疲れ果てる、使い切る
  4. 展開する
(英辞郎)

Chain of events
単なる一度の出来事ではなく一連の出来事を表現するときにChain of event、使ってみたいですね。そもそも出来事というのはおおよそ単発一度だけではなく連鎖的に起こるものですから、EventにはChain of を形容詞的にいつもつける方が適当なような気もします。

続けてShirleyは、Bradの発言を補足できるから証言台に立たせて欲しいとするDenise主張も退けます。

True. But since you’re the one that twiddled the severed finger using it for blackmail purposes, there’s the outside chance you’ll come off as less than adorable.

そうね、補足できるわ。しかし貴女は切断された指をクルクルまわして脅迫に使った一人だから、わずかとはいえ可愛らしいとは見られないかもしれない可能性があるわ。

Severe はおなじみの形容詞ですが、Severedとなると「切断された」という固有の意味を持ちます。

severe【形】
1. 厳しい、厳格な、深刻な、難しい、骨の折れる、危険な
2. 簡素な、地味な
3. (痛みが)激しい、すごい
4. 〔けが・疾患などが〕重い・重度の・重症の

severed【形】切断された
# severed body切断された体
# severed from the rest of the nation《be ~》本土から切り離される

(英辞郎)

1961年のIris Murdochの作品は、舞台脚本にもなる名作古典だそうです。
The Severed Head (Vintage Classics)The Severed Head (Vintage Classics)
(2001/09/25)
Iris Murdoch

商品詳細を見る

さて、証人台に立つ気満々だったDeniseはちょっとがっかりでなおもShirleyに喰い下がりますが、Shirleyに一喝されます。

Denise, the D.A. will have a field day.
Denise、地方検事にはおいしい日になってしまうわ。

Field day
Meaning: A day of excitement or a circumstance of opportunity.
もともとは18世紀中頃の軍事用語で、士官が野外訓練を指揮するのではなく視察するに端を発する語だったようですが、19世紀頃から軍事だけでなく一般的にわくわくする出来事についても用いるようになったようです。
http://www.phrases.org.uk/meanings/136150.html

放送では「ずたずたにされるわよ」と、相手方のいいようになるの意で訳されていました。
Field day… 何かイベント(chain of event)のあるとき/ありそうなときに使って見たいですね。

Field Day Review 2008: v. 4Field Day Review 2008: v. 4
(2008/05/25)
不明

商品詳細を見る
スポンサーサイト


第十話 クレジット・カードの支払いに問題を抱える秘書Melissaの案件に臨むAlanは、当該問題に専門知識のある弁護士Jerry “hands” Espensonにクレジット・カード会社のやり口について詳しい話を聞いています。

Alan Shore;
So the deadbeats are the ones pay off their debt?

ということは、deadbeats は支払いを済ませた人をいうのですね?

Jerry Espenson;
Within the credit card industry they’re called deadbeats because they don’t make any money off of them. The ones who don’t pay off they’re the preferred customers because they are the ones they make money off of.

クレジットカード業界は返済した人たちをdeadbeatsとよびますが、それはかれらがもうカード会社の収益源とはならないからです。支払いを済ませていない人たちのほうがカード会社が大切にする客で、なぜならこれから収益をもたらしてくれるからです。

ふーむ、なんかきな臭い話ですね。

Make money off of
~を金にする、~で金もうけをする、~で金を稼ぐ[もうける]
表現パターンmake money out [off] of
# The company was beginning to see they could make money off of the system.
会社はそのシステムが金になることを理解し始めていた。
(英辞郎)

こんな風に使用しています。
How to make money off of a Firefox theme (or not)
http://www.jroller.com/wesleyhales/entry/how_to_make_money_off

外国人とビジネスの話になると頻繁にmake moneyの言葉が登場します。当然と言えば当然ですが、そのmake moneyに執着する姿勢には敬服するときもあれば、一方的と言いますか利己的に感じるときも多々あり、時に辟易します。よく考えてみればmake moneyに続くoff ofの視点を持たずにただmake moneyのみを考えているからではないかと思います。今度そんな機会に恵まれたら、make moneyに続けてoff of… を続けて、make moneyの議論を実りあるものに・・・、できたらいいですね。 さて、Jerryが続けます。

Jerry Espenson;
They target people they know won’t be able to pay – people like Melissa.
カード会社は支払い能力がないと知っている顧客を標的にするんだ — Melissaのような人をね。

AlanはJerryの口を真似て「そのとおり(Bingo!)」と声を上げますが、Jerryはからかわれた気分でむっとします。AlanはすかさずBingoというのは犬の名前だよ、と歌を唄ってごまかします。

I used to have a dog and bingo was his name oh, so uh B - i - n - g - o-oh

このBingoというのは犬の名前だよというのは有名な歌らしく、どんな歌かといいますと、日本でいうところの「やぎさんゆうびん」級の存在感を持つ童謡らしいのですが、日本育ちの私が知る訳もなく、やたら盛り上がる男の子3人がどんなメロディーか教えてくれます。アメリカでは「アルファベットを覚えられる歌」と位置づけているようです(http://mymilky.com/)。


歌詞や音源もあります。
http://malum.blog5.fc2.com/blog-entry-83.html
http://www.singingbabies.com/bingo.html


第十話 クレジット・カードの支払いに問題を抱える秘書Melissaを弁護するAlanは、金融系の問題に強い弁護士として、Dennyから同じ事務所のJerry “Hands” Espensonを紹介され、Melissaと二人でJerryの話を聞きます。アスペルガー症候群(Asperger syndrome)のため短い文節や単語をつなげる独特の話し方をするJerrryの語り口ですが、クレジットカード業界の概要を説明するには十分です。

The contract was deliberately written to confuse you. Bait and switch.
Promise one thing. Say zero percent interest. Then they up it to 30%.

契約書は意図的にわかりにくく書かれたんだ。おとり商法。
一つ約束する。例えば金利ゼロとか。その後で30%まで上げる。

◆ bait and switch:おとり販売[商法]
  • 値引きした商品をおとりとして、類似した高額な商品を買わせる商法。
  • baitは「餌」、switchは「(小枝で)むち打つ」の意。
(英辞郎)

Bait and switchもどきのやり口は違法ではないのか?というMelisssaの質問にJerryが答えます。

Used to have usury laws. But the states wanted the credit card business.
So poof! Gone!

昔は貸金業規制法があった。でも国はクレジット・カード・ビジネスを導入したかった。で法律はパッと、消えた。

◆ usury law:貸金業規制法

またJerryはさらに、クレジット・カード会社のからくりを説明します。

It’s called “universal default”. Credit bureaus share your information. All of it.
Your credit company just heard about your asking for car loan. They raise your rates. Why? Because they can.

一般的債務不履行と呼ばれます。信用機関は情報を共有する。全て。
君のクレジットカード会社は君の自動車ローンの問い合わせを聞いただけ。それで金利をあげる。何故って?なぜならそうできるから。

◆ universal default
クレジットカード約款に書かれていて、多くのクレジットカードで採用されている。カード会社は顧客の信用を定期的にチェックするわけですが、顧客の信用度やリスクをめぐる環境が変化したら、カード会社は適用する金利を引き上げられるという条項です。支払い遅延とか、限度額超過、債務超過、信用供与の過享受、複数会社を同時に過剰に利用、といった顧客の行為が該当します。クレジット・カードの利用ではあたりまえといえばあたりまえ、即ち一般的な (universal) ことですから、universal default (一般的債務不履行) と呼ばれるようです。

http://www.creditcards.com/credit-card-news/universal-default-could-raise-your-interest-rates-1270.php

Jerryは最後に、クレジット・カード業界の実態を説明します。

O.C.C. is supposed to police. They don’t. Bought off by the credit card lobbyists.

通貨監督庁(O.C.C.)が監督してるはずだ。でもしてない。業界に買収されたからね。

◆ OCC (Office of the Comptroller of the Currency)
The Office of the Comptroller and the Currency (OCC) is a government agency, a division of the Treasury Department, that is responsible for regulating the national banks that issue credit cards in the U.S.
http://www.creditcards.com/

会話として成立しているか否かは別の問題として、文節または短い文章の連続で構成されても立派にメッセージは伝わるわけですね。わたしもこの話し方の影響か、最近はなしが伝わりにくいなとおもったら、ひたすら重要単語を力強くゆっくりならべたてる作戦をとるようにしています。

クレジットカード犯罪・トラブル対処法クレジットカード犯罪・トラブル対処法
(2005/08)
末藤 高義

商品詳細を見る

Christian Clemensonの演技が光るJerry "hands" Espensonはとてもユニークなキャラクターが作り込まれていて拍手ものですね。
[アメリカのクレジット・カード業界のはなし]の続きを読む


以前、Larry King Live 再出演の記事に、「Dennyの主張は暴論なのか、それとも一理ある見解なのか、いちど考えてみたい」と書きました。突然ですがここで考えてみたいと思います。

第十話 Alanは、クレジット・カードの支払いに問題を抱える秘書Melissaを弁護する羽目になり、Melissaから事情を聞いています。Dennyは、なぜ(クレジットカードのトラブルを起こすような)貧乏を相手にするのか問いかけ、Alanは答えます。

Denny Crane;
What is this sudden concern of yours for people without money? I need to know.
何なんだ、この突然の君の関心が貧乏人に向かうというのは? 理由を知りたい

Alan Shore;
You need to look at the big picture. If people don’t have it, they might want to steal ours.
大きな目線で考える必要があります。もしお金がないと、彼らは我々から盗みかねません。

なんということない基本的な単語でのみ構成されている会話ですが、なかなか面白いですよね(そう思うのは私だけかもしれませんが・・・)。
  • またAlanも、先日のLarry King Live (Gracie Jane Live) でDennyが発言した内容をなぞっているだけです(こう答えればDennyは納得してこれ以上詮索しない、こう言わないとDennyは納得しない、というAlanのしたたかな計算もあると思います)。
Boston Legalではseason 2-9話のホームレス、season 2-23話のアフリカ系アメリカ人の問題、season 3-11話のHurricane Catalinaの被災地での医師の問題、その他喫煙者とか女性とか障害者とかとか、ドラマでは幾度となく格差問題に焦点をあてていますが、いずれも弁護にあたったAlanは格差を解決している訳ではなく、格差の犠牲者としての弱者に救いの手を差し伸べ、結果的に強者から弱者への資産の再配分を実現するにとどまっています。穿った見解かもしれませんが、小さな弱者(=正義)vs. 大きな強者(=悪者)の構図を作り、Alan ShoreというHeroの力で弱者が強者を倒し、視聴者を愉快な気分にさせ、「弱者だってあきらめないでHEROと一緒に闘えば、強者が肩を張る社会を生き抜けられるんだ」という教訓的な結論を導き出す勧善懲悪式の構図を演出するのが、Boston LegalのAlan Shoreを鑑賞する醍醐味です。

その意味でBush政権という強者が退場し、Obama政権になったためにSeason 5で終了するとした当ドラマのProducer, David E Kelleyの見解を以て、「Boston Legalは一旦の役割を終えた」と評価する下記週刊金曜日のサイトの見解は正鵠を射たものです。
http://d.hatena.ne.jp/peace823honey/20090124/1232898032

なるほど、誤解を恐れずに言えば、就任100日を経過したObamaの諸政策は、金融機関救済なり高額ボーナスの牽制なり、偏った資産の再配分を半強制化するものです。Alan Shoreが弱者の側に立たずとも、Obamaのアメリカは政治でその仕組みを制度として確立しているわけです。

そう考えますと、強者が支配し弱者が力を抑え込まれた社会(或は大胆に言切るならBush政権下での社会)において格差問題を解決するには、motivationとしてLarry King Live (Gracie Jane Live) で披露された「Denny式弱者救済理論」とでもいう考えが実効性を有すると考えられます。即ち強者が、「強者として弱者を救ってやるんだ」という考えに立たない限り、強者社会における格差問題は解決の日の目を見ないという考え方です。そう考えますとDenny Craneというキャラクターは破天荒な言動を繰り返し、タカ派のヘンなおっさんのようにキャラクター設定されていますが、よくよく考えてみると強者社会の良心としての位置づけを見て取る余地もあるわけです。

Season 3 第20話でアフリカ系アメリカ人の話し方に'articulate'発言をしたDennyがストーリーの一部になっていましたが(放送当時のarticulate問題の背景は下記Washingtonpostの記事を参照していただくとして)、ドラマの中でDennyはぼこぼこにされていましたが、 What! What do you say? If a person sounds black, what’s the right way to say it?というDennyの問いかけに対してはShirleyもPaulも歯切れよい説明ができなかったのが印象的でしたね。強者社会が自己の力に気付かず、無邪気さを披露する前には弱者はなすすべもないといったところでしょうか?
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/02/01/AR2007020101495.html

小難しいことをぐだぐだと述べましたが、DennyとAlanのこの会話を面白いと思う背景はざっとこんな事情によります。

でも、結局はドラマなんてぼーっと見ていて面白ければいいんですよね。

山田昌弘の『希望格差社会』が正面から中立に格差社会を分析した好著とすれば、増田氏の下記作品はDenny Craneの考え方に近いものがある格差社会論に仕上がっています。

格差社会論はウソである格差社会論はウソである
(2009/02/26)
増田 悦佐

商品詳細を見る


第十話 Bradも検事も、かつては学友でしたが今は好敵手同士で、個人的な感情の対立もあり早急に審理をすすめ決着つけたいと火花を散らします。判事はしかしながらそれ故にかえって慎重に事をすすめようと提案しますが (I’m not sure you should want to rush to judgment)、Bradを弁護するDennyもBradと検事の火花に煽られてか、判事をけしかけます。

Judge, you’re old. I’m old. Lock and load before we’re dead.
判事、あんたは老人だ 私も爺だ 死ぬ前に片付けよう

Lock and load

英辞郎にはlocked and loadedで紹介されています。
locked and loaded
臨戦態勢にある、準備が整っている、弾が装てん済みの

to lock and load

1. (US) A military command to put a weapon's safety catch on, and load it with ammunition.
  • 1949 — John Wayne in the film Sands of Iwo Jima
    • Lock and load, boy, lock and load.
2. (slang) To prepare for an imminent event.

実際に米軍にいたころに、lock and loadのフレーズを使用していたという人によるフレーズの用法解説です。

lock and loadのフレーズの起源について考察しています。

いずれにせよ、直ちに行動に移るよう準備する/準備できたときに「lock and load」、使ってみたいですね。音がrock and roll (rock’n roll)に似ていることもあり、 声に出すとちょっと小恥ずかしいですが、元気の出るフレーズです。日本人は “R” 音が “L”音になりがちなので、知らないうちにlock’n load (lock’n loll (?)) と言っているのかも/いたのかも知れません。

Lock & Load: Weapons of the US MilitaryLock & Load: Weapons of the US Military
(2004/06)
Angus KonstamJerry Scutts

商品詳細を見る


[Lock and load]の続きを読む


第十話 被告人Bradの事件を担当する検事は、Bradのlaw school時代の学友でもあるFrank Ginsbergです。Ginsberg検事は次期に政治の世界に身を移す野望も抱いているようで、Bradはそのへんをくすぐって検事を挑発します。

The district attorney clearly wants his 15 minutes.  Why should we make him wait?
地方検事は明らかに注目を浴びたいのです。どうして我々は彼を待たせてあげられましょうか
(放送訳:マスコミに注目され検察官も喜ぶでしょう)

We have a history and the opportunity for him to saddle me up as a cause.
私たちには過去がありこの機会があり、彼は私たちの関係を理由に私を標的にしたいのです
(放送訳:ライバルである私への個人的腹いせです)

15 minutes of fame:つかの間の名声
  • 「誰でも15分は有名人でいられる」というアンディ・ウォーホルの有名な言葉
  • In the future everyone will be world-famous for 15 minutes.
    • Catalogue of an exhibition of his art in Stockholm, Sweden (1968)
  • It's the place where my prediction from the sixties finally came true: "In the future everyone will be famous for fifteen minutes." I'm bored with that line. I never use it anymore. My new line is, "In fifteen minutes everybody will be famous."
    • Andy Warhol's Exposures (1979)
  • commenting on the nightclub "Studio 54", and his world famous quote.

15minutesといえばRobert De Niro出演の刑事もの映画のタイトルにもなっています。まさにこのウォーホルの言葉をタイトルにした映画で、メディアを利用した犯罪者が有名人になる、というメディアへの辛辣な批判を込めた作品でもあります。アメリカが冷戦後のロシアを描く手法として、マフィアの存在に焦点を当てたののもこの映画を嚆矢とするのではないかと思います。
http://www.eiga-kawaraban.com/01/01033001.html

saddle me up
直訳すると「私をサドルの上に乗せて!」となります。サドルは自転車のサドルなどで使いますが、saddleは乗馬の「鞍」が原意です。鞍の上にのせる→のせた人を祭り上げる→走らせる、といった意味です。この会話例では「as a causeとしてsaddle me upする」、即ち「ライバル関係がもとで私を打ちのめしたいのです」といった意味になります。

Iowa州選出の上院議員Fred Thompsonが “saddle me up” のフレーズで支持者に大統領候補者に推してくれと訴えたそうです。
Thompson: 'Saddle me up' in campaign
Iowa (AP) — Republican Fred Thompson says if he can be a presidential horse for conservatives to ride in the campaign, "All I've got to say is saddle me up."
http://www.usatoday.com/news/politics/election2008/2007-12-18-thompson_N.htm

///

15ミニッツ コレクターズ・エディション [DVD]15ミニッツ コレクターズ・エディション [DVD]
(2004/01/21)
ロバート・デ・ニーロエドワード・バーンズ

商品詳細を見る

BradとGinsbergがロースクール時代からどの程度のライバルであったかといいますと・・・
[15 minutes - といっても15分ではなく]の続きを読む


第十話 神父の指を斧で切断してしまった事件を機にBradは、神父の指切断、FBI捜査官への扮装、民間人に対する拉致・拷問、これら3つの罪で逮捕されます。Dennyは、事務所の入り口でBradを連行しようとする警察をなんとかけむに巻いて止めようとあれこれ話しかけします。

This is the United States of America.
We don’t really believe in Miranda anymore.
ここはアメリカだぞ
誰もミランダ警告を守るなんて信じちゃいない
(放送訳:権利なんて伝えるな どうせ建前だけだ)

With all that’s going on in the world today, who among us hasn’t at least once wanted to take an ax to a priest?
こんなご時世だ 誰だって神父に斧を振り回したいさ

Take an ax to ~
辞書では意味を確認できませんでしたが、よく目にする/耳にする表現です。
文字通り訳すと馴染みある日本語になります: 鉈を振るう
・ 切るべきものは切って、思い切って整理する。
・ 思い切って処理する。人員・予算などを大幅に削る場合などをいう。
http://dic.yahoo.co.jp/

しかし「鉈を振るう/大鉈を振るう」、を和英検索すると “slash” が出てきて “Take an ax to” にはたどりつけませんから、この辺が直訳依存型辞書の限界といいますか、便利な学習ツールも依存が過ぎると言語感覚を養えなくなる弊害をもたらす典型的な事例だとおもいます。

Take an ax to ~ はこんな風に使われています。

ここで紹介したDennyの台詞はTake an ax toながら、「処理する/整理する」ではなく、台詞を語りかけている相手の警察もBradが実際に斧を振って人の指を落とした事実を知っているわけですから、とてもブラックなスパイスが効いています(説明するまでもなかったですかね)。

Axが挿絵とともに不気味なタイトルを飾ります。
Why the Tree Loves the AxWhy the Tree Loves the Ax
(1998/01/27)
Jim Lewis

商品詳細を見る


第九話 DennyはLarry King Liveに再出演を果たし前回の出演に拍車をかける特殊な持論を展開しましたが、Larryは病欠で事実上の “Gracie Jane Live”となったこともあり、出演後の満足度は前回ほどではなかたようです。出演の前後にAlanと交わした会話を二つ紹介します。

[出演前]
Alan Shore: Why are you going on Larry King?
Denny Crane: Because the American public wants to hear from me.
Alan Shore: No. They want to be entertained by shock and drivel. That’s why that show is so happy to exploit you.

Alan Shore: なぜLarry Kingに出るんですか?
Denny Crane: なぜってアメリカ国民が私の見解を聞きたがっているからさ
Alan Shore: 違うと思います。国民が求めているのは衝撃とナンセンスです。だから番組はあなたに出演してもらいたいのです。

Shock and drivelはshock and aweを想起させる表現ですが、現代のTV番組が自称するEntertainmentを見事に揶揄した表現ですね。2005年12月の放送当時、同じような見解をもたれた方がいたようです。Shock and drivelのくだりに関する評価だけでなく、出演者評を含め全体としてすぐれたBoston Legal評になっていて、Boston Legalを見たことがない方はBoston Legalがどういう番組なのかきっと理解できることと思います。
http://kentucker.net/kenblog/?p=11

[出演後]
Alan Shore: Who’s Gracie Jane?
Denny Crane: Don’t wanna talk about it. Everybody thought I was being facetious. That it was inspired satire. Just can’t win.

Alan Shore: Gracie Janeは何者ですか?
Denny Crane: そいつは避けたい話題だな。みんな私が高等な冗談を言っていると思ったらしい。風刺の心に刺激されたのじゃないかとか。負けたよ。

Facetious, satire、両者について言葉の意味を確認します。といいますのも、両者ともhumor, ironyといった同義語は人間の感情を示す基本的な語であるとともに、Boston Legalのコンセプトを支えるキーワードと考えるためです。

上記キーワードの類語を見る事でドラマ・コンセプトの理解を深めようという意図のもと、英語サイトからのコピペ引用が多くなりましたが、我慢して読んでみてください。

Facetiousの類語です、witty, humorous, facetious, jocular, jocose:いずれも基本的に意味する内容は、provoking or intended to provoke laughter.
  • witty suggests cleverness and quickness of mind.
  • humorous applies broadly to anything that evokes usually genial laughter and may contrast with witty in suggesting whimsicality or eccentricity
  • facetious stresses a desire to produce laughter and may be derogatory in implying dubious or ill-timed attempts at wit or humor.
  • jocular implies a usually habitual fondness for jesting and joking
  • jocose is somewhat less derogatory than facetious in suggesting habitual waggishness or playfulness.
http://www.merriam-webster.com/dictionary/witty

sat⋅ire /ˈsætaɪər/ –noun
  1. the use of irony, sarcasm, ridicule, or the like, in exposing, denouncing, or deriding vice, folly, etc.
  2. a literary composition, in verse or prose, in which human folly and vice are held up to scorn, derision, or ridicule.
  3. a literary genre comprising such compositions.

Satireも類語はたくさんあります、Irony, sarcasm, satire、いずれも意味するところは indicate mockery of something or someone.、で、いずれの単語もBoston Legalのドラマでは会話の中に頻出する単語です。
  • Irony: the indirect presentation of a contradiction between an action or expression and the context in which it occurs. In the figure of speech, emphasis is placed on the opposition between the literal and intended meaning of a statement; one thing is said and its opposite implied.  “Beautiful weather, isn't it?” made when it is raining or nasty.
    • Ironic literature exploits, in addition to the rhetorical figure, such devices as character development, situation, and plot to stress the paradoxical nature of reality or the contrast between an ideal and actual condition, set of circumstances, etc., frequently in such a way as to stress the absurdity present in the contradiction between substance and form.
    • Irony differs from sarcasm in greater subtlety and wit.
  • Sarcasm: ridicule or mockery is used harshly, often crudely and contemptuously, for destructive purposes. It may be used in an indirect manner, and have the form of irony, as in “What a fine musician you turned out to be!” or it may be used in the form of a direct statement, “You couldn't play one piece correctly if you had two assistants.”
    • The distinctive quality of sarcasm is present in the spoken word and manifested chiefly by vocal inflection, whereas satire and irony, arising originally as literary and rhetorical forms, are exhibited in the organization or structuring of either language or literary material.
  • Satire usually implies the use of irony or sarcasm for censorious or critical purposes and is often directed at public figures or institutions, conventional behavior, political situations, etc.
    • Satire, the general term, often emphasizes the weakness more than the weak person, and usually implies moral judgment and corrective purpose: Swift's satire of human pettiness and bestiality.
  • Lampoon refers to a form of satire, often political or personal, characterized by the malice or virulence of its attack: lampoons of the leading political figures.
http://dictionary.reference.com/

してみるとBoston Legalというドラマは(ironyやsarcasmというよりは)Satire を駆使して、そのときの政治や社会という個人をとりまく環境について(humorやwitというよりは)facetiousで形容される状況を演出しているドラマ、といえるのではないでしょうか。

///


Boston Legalの主人公であるAlan Shoreは、弁の立つ有能な弁護士ですが、同時に破天荒な一面を持っていて、女性関係や日常の物言いに独特のスタイルを持っています。Alanはドラマの中で、反骨な弱者の味方という一面も演出されていて、ときに権力者に牙を剥き、ときに信じがたいほどの慈善を働きます。そんなAlanのキャラクターを形成するエピソードと一連のセリフです。

額にペイント弾を撃ち込まれたホームレスの男Randall KirkはDennyを訴えようと事務所に現れますが、Dennyに軽くあしらわれます。Randallは弁護士とともに今一度二人で事務所に来ましたが、DennyはホームレスのRandallを無視し、事務所の弁護士をずらりと並べ、おまえに勝ち目はない、弁護士を続けたかったら手を引け、と相手弁護士を威圧し脅し追い返します。Dennyのやり方に違和感を覚えたAlanはホームレスの男を弁護すると立ち上がりました。俺を裁判所送りにしたいのかと息巻くDennyにAlanが言います。

I certainly don’t wanna go to court.  Denny, I looked at that man, an indigent, sitting across from a roomful of us, Shirley, Paul, you, me, the rich!
You know we’ve got thirty-seven million people in this country living below the poverty line. Thirteen percent of the American population! They don’t get education, they don’t get health insurance, for God’s sake they don’t even get rescued when they’re dying!!
I just... I feel compelled to help him.  You must understand that.

I feel compelled to help him.なんてどこかで使ってみたい表現ですね。さて、実際には裁判に持ち込まず、金銭での解決を図り、Alanはホームレスの男と示談を結ぼうと画策します。75000ドルの示談金の小切手に興奮するホームレスの男Randall KirkにAlanが語ります。

Mr. Kirk, I won’t be so arrogant as to give you a life lecture but however you came unto dire straits, I hope you use this money productively to…

I won’t be so arrogant as to give you a life lecture but… これもまた素敵な表現ですね。どこかで使ってみたいものです。で、小切手がAlan個人から振り出されたものと発見したホームレスの男はなぜなんだとAlanに問いかけます。Alanの答えは

The truth is I can afford to value other things more than money…
One such item being my friendship with Denny Crane.

I can afford to value other things more than money… これもまたうっとりするような表現ですね。しかしながら小っ恥ずかしくてとても使えそうにありません。で、ホームレスの男は、友情ゆえのことで示談金を払うというなら、そもそも何故俺を弁護するなどといいだしたのか問いかけます。Alanの答えは

I suppose I thought I could prioritize principle over that friendship
But the reality is I can’t.

But the reality is I can’t. だから示談にしてるんだ、というわけですね。ドラマのエンディングは毎回AlanとDennyがバルコニーで葉巻とスコッチを楽しみながら談笑するシーンで終わりますが、当エピソードでも以下のような談笑シーンでの妙な相互理解で幕をおろします。Larry King Live (Gracie Jane Live)に出たあとのDennyの発言です。

You like poor people, don’t you? That comment you made about, “They don’t even save them when they’re dying.” You don’t think we let people die in New Orleans because they were poor? Do you?

反骨から弱者保護にまわる性格のAlanが、超保守派の弱肉強食派Dennyと親友でいる、理解できるといえば理解でき、理解しがたいといえばしにくい、当ドラマで最も議論の余地を有する設定箇所です。破天荒で枠に収まりたがらない、という点では二人は同じタイプの人間として描かれています。ただseason 3 18話で、AlanがDennyにI'm proud of you.といっていたセリフにその理解の糸口があるような気がします。

いずれにせよ、Alan Shoreは私生活での女性との対話術、弁護士としての有能な弁舌、正義感等、大いに魅力あるキャラクターに仕上がっています。


第九話 ホームレスの額にペイント弾を撃ち込んだDennyは、再びLarry King Live に出演します。残念ながらLarry Kingは体調を崩しており、代役をGracie Janeが務めます。Gracie Janeは第2話のKelly “black widow” Nolanの事件で登場した毒舌の女性キャスターで、Hill of beans、或はFall off a turnip truckのフレーズを紹介したときに登場したキャスターです。

まずGracie JaneがDennyをhighjacker呼ばわりして先制攻撃に出ます。Gracie JaneはHighjackerという呼称に、社会や法システムをハイジャックしてるでしょ、その結果社会をだめにしてるでしょ、という侮蔑的な意味を込めているようです。

Gracie Jane: So…, you’re a highjacker?
Denny Crane: No! I shot the man in the forehead with a paintball gun.
Gracie Jane: And the week before that, an indigent in the knees!
Denny Crane: A child rapist scum.
Gracie Jane: Is that your excuse? Highjacker?
Denny Crane: Would you stop calling me that? Where’s Larry?
Gracie Jane: I am calling you that because it is high-priced attorneys like you who are highjacking our legal system.  It’s people like you who are ruining our country.

Highjacker呼ばわりされたDennyの反論です。Highjackして社会をだめにしているのはむしろ貧困層ではないか、という指摘がDennyの反論の主旨です。税金を納めて貧困層への投薬支援、教育、識字に貢献しているのに貧困層は金を使うだけじゃないか、と主張します。

Denny Crane: I’m not ruining the country.  Poor people are ruining the country.
Gracie Jane: You sit there in your two thousand dollar suit blaming poor people?   Answer the question.
Denny Crane: The poor people have plunged this country into debt. So much so that there are liberals in Washington who wanna take away my tax cuts, your tax cuts.  We worked hard for those tax cuts.  And we’re supposed to give them up for what?  For Medicaid? Education? Teach them how to read?  Hell, if they could read they wouldn’t be poor.  If Larry were here he’d get this. 

Gracie Janeは、貧困層は金を使うだけだと主張するDennyに具体的な説明を求めます。ハリケーン・カタリーナの被害が例に出されます。金持ちは逃げたけど貧乏人は残ったためにハリケーン被害に巻き込まれ結果として救済のために政府の金を食い潰している、と主張するDennyに対し、政府の支援を待っていたから逃げられなかった、とのGracie Janeの指摘は咬み合いません。

Denny Crane: But you take Katrina.  The poor people have cost this country billions and billions.
Gracie Jane: In what way?
Denny Crane: Well the rich got out. The damn poor just hung around. For what? To watch! Now we have to pay for it.
Gracie Jane: Maybe they couldn’t get out. Maybe they thought that the federal government might rescue them or, failing that, give a damn.

DennyはGracie Janeの指摘をアホか!と一蹴したあと、今回のペイント弾の行為を自身の主張に合わせて象徴的な行動にまで昇華させます。即ち動かない/働かない貧困層を目覚めさせる為に放った一撃で、アメリカを軌道修正させるのだ、という理屈です。

How stupid is that? Now what I committed here was an act of civil disobedience. I shot the guy in the head as a wakeup call. We have got to motivate the lazy slobs in this country to get off their fat lazy asses and go to work! Let’s get America back on track.

///

Dennyの主張は暴論なのか、それとも一理ある見解なのか、いちど考えてみたいですね。

  → こちらで考えてみました

カトリーナが洗い流せなかった貧困のアメリカ 格差社会で起きた最悪の災害 (P-Vine Books)カトリーナが洗い流せなかった貧困のアメリカ 格差社会で起きた最悪の災害 (P-Vine Books)
(2008/07/18)
マイケル・エリック・ダイソン

商品詳細を見る


第九話 PaulとAlanがDennyのLarry King Live 再出演について話している姿を認めたDennyは、ガラス壁にあたるのを承知で二人に向けてペイント弾を撃ちます。ガラスに飛び散ったペイントを見たAlanはDennyの部屋に入ります。Dennyは部屋に貼ってあるJane Fondaのポスターに向けてペイント弾を撃ち続けています(He shoots another glob/glop of paint at the poster.)。

Denny Crane: Jane and I used to... You know.
Alan Shore: You and Jane Fonda?
Denny Crane: Hmm. Lest we forget Barbarella. Then she turned on me. Went red. They caught her in one of these Communist bitch hunts.
Alan Shore: I think you mean “witch hunts”.
Denny Crane: No. I’m right on this one.

Denny Crane: Janeと私は一頃いろいろ・・・、わかるだろ
Alan Shore: あなたとJane Fondaが?
Denny Crane: ふーむ、Barbarellaを忘れてはいかん、あれですっかり私を夢中にさせたが、そのあとアカになった。それからバカ狩りの餌食に。
(放送では「お色気女優から左翼に寝返った」とされています) 
Alan Shore: それをいうなら赤狩りでしょ?
Denny Crane: いや、“ばか”さ

一連のやり取りのあとDennyはポスターに向け連射し(He shoots half a dozen shots at the poster.)、決め台詞(?)を吐きます。

Take that Hanoi Jane!    喰らえぇ、ハノイ・ジェーンめ

Jane Fondaはご存知アメリカの女優さんですが、60年代はTVで活躍、70年代はアカデミーにも輝き、80年代はworkoutシリーズで知られるエクササイズ・ビデオで一世を風靡、2000年代になり最近また女優として活躍しています。また政治活動にも積極的で、ベトナム戦争ではハノイを訪問(Hanoi Jane)、パレスチナ問題、湾岸戦争、イラク戦争でリベラルの立場を貫き、国内ではNative Americansの問題、女性問題にも積極的に関与しています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Jane_Fonda

Jane Fondaは1968年にBarbarellaというセクシー路線のSFドラマで主演を張り、1966-1969年にKirk船長役で視聴率を荒稼ぎしていたWilliam ShatnerのStar Trekと視聴率バトルを繰り広げました。こんな背景を知ってると上の会話の魅力は倍増するわけです。

Lest - あまり頻繁に使う表現ではありませんが、nativeとはなすときにさらりと使ってみたいですね。

# lest【接続】~しないように、~するといけないから
・Hide it lest he see it. : 彼に見つかるとまずいから隠しておけ。
# lest embarrassment be caused:
気まずい思いをしない[させない]ように、厄介な問題が起こらないように
# lest peradventure: もし~すると
# lest perchance: 万一~したら
(英辞郎)

lest  /lɛst/ –conjunction
  1. for fear that; so that (one) should not (used negatively to introduce a clause expressive of an action or occurrence requiring caution)
    : He kept his notes by his side lest faulty memory lead him astray.
  2. that (used after words expressing fear, danger, etc.)
    : There was danger lest the plan become known.
http://dictionary.reference.com/dic?q=lest&search=search

Lest we forget Barbarella.  なんてさらりと使ってみたいものです。
バーバレラ [DVD]バーバレラ [DVD]
(2006/04/21)
ジェーン・フォンダマルセル・マルソー

商品詳細を見る


第九話 ホームレスの額にペイント弾を撃ったDennyの噂は瞬く間に広まり、どうやらTV番組から再び出演依頼があったようです。事務所の代表の一人であるPaulは、Larry King Live に再び出るというDennyに呆れ、AlanにDennyの行動の問題をとくと説きます。

Yes.  He’s been invited back. 
そうなんだ、Dennyはまた出演依頼を受けたらしい。

And why wouldn’t he be?  He got a seven share.
受けるわけだよね、「xxxxxxxxxxxx」

But, the point is this firm isn’t just Shirley and me, the other partners are getting fed up. One more embarrassment, God knows what he’ll say next.
しかしだね、問題はこの事務所にいるのはShirleyと僕だけじゃないんだ。他のパートナーたちは皆辟易している。もう一度問題を起こそうものなら・・・、いったい次は何を言い出すことやら

さて、He got a seven shareの訳である上記の「xxxxxxxxxxxx」ですが、みなさんであればどういう日本語訳を入れますか?

下記のサイトでは、Boston Legalのポルトガル語字幕がHe got a seven shareを誤訳していると指摘しています。

ポルトガル語版字幕は、“ele é um sócio nesta firma” 即ち “He is a partner in this firm.”、つまり「xxxxxxxxxxxx」の訳として「彼はこの事務所の(相当の株式を保有している)パートナーだもの」と誤訳していたというのです。
http://www.gringoes.com/articles.asp?ID_Noticia=1394

get a seven share / has a seven shareですが、

If a show has a seven share, that means seven percent of people watching television at that time were tuned into that particular show. (Based on Nielsen rating system).
http://www.usaswimming.org/USASWeb/ViewNewsArticle.aspx?TabId=0&Alias=Rainbow&Lang=en&ItemId=2130&mid=2943

即ち、has a seven share, get a seven shareは、日本語では視聴率7%という感じになるのです。しかしながら、a seven shareは、字義どおり7%のシェアというだけではなく「7%の視聴率(シェア)」=「相当量の露出」、といったニュアンスがあるようです。

例えば
Hip-Hop is still a seven share format in New York
http://www.edisonresearch.com/home/archives/2007/10/how_format_tren.php

或は
Olay, a $94 million brand introduced in 1999, accounted for 3 percent of total mass market cosmetics sales last year, according to data from Information Resources Inc., never quite generating the revenues P&G had anticipated, according to one P&G executive. "We launched it to [eventually] become a seven-share brand, and it only hit three," he said. One reason was because P&G "spread [Olay's] marketing dollars too thin," he added.
http://findarticles.com/p/articles/mi_m3374/is_10_23/ai_77107332/

そこで、長くなりましたが結論にいきますと、「xxxxxxxxxxxx」は例えば「彼の視聴率はすごかったからね」などとなると思います。放送では「前回は視聴率抜群」と訳されており、日本語版字幕はポルトガル版のような罠にははまらず正しい翻訳をしていたわけです。

視聴率の謎にせまる―デジタル放送時代を迎えて テレビ社会と私たちの暮らしの関わりを探る格好のテレビ論 (ニュートンプレス選書)視聴率の謎にせまる—デジタル放送時代を迎えて テレビ社会と私たちの暮らしの関わりを探る格好のテレビ論 (ニュートンプレス選書)
(1999/06)
藤平 芳紀

商品詳細を見る
///

さて、Nielsenといえばテレビの視聴率調査で知られるメディア調査会社ですが・・
[Seven share]の続きを読む


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。