FoxのドラマBoston Legalのしゃれた会話を題材に、英会話を学びたいと思います。

■ブログ管理人よりご挨拶申し上げます■

当ブログを読んでくださりありがとうございます。当ブログを管理しているLalalanと申します。よろしくお願い致します。

  • ブログをはじめて2年と3ヶ月、ブログにいただいた「拍手」の累計が200を越えました。
  • 当初は自分自身の整理を目的に記事をアップしていましたが、最近ではすっかり読み手の存在を意識しながらアップしています。
  • 今後とも牛歩で進む所存ですが、よろしく「拍手」「コメント」のほどお願い申し上げます。
    また、「日本ブログ村・英語ブログ」も是非覗いてみてください。

    → 英会話教材としてのBoston Legal      → Boston Legal概論


日本赤十字社への義援金(Google チェックアウト) Google Crisis Response

Let's help people suffered from the disaters Think Daily


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第六話 Alanが軍の行為に対して訴訟を起こしていると知り、超鷹派(!?)Republicanで事務所の代表でもあるDennyは、Alanに対し訴訟を取り下げるよう進言します。しかしAlanはConstructive criticismだとしてDennyの進言を拒否し、以下のように続けます。

Alan Shore: Edward R. Murrow said we should never confuse dissent with disloyalty.
Denny Crane: Edward R. Murrow is media, and he’s dead.  Dead don’t count.
Alan Shore: Dead do count, Denny, which is why we’re bringing this lawsuit.

Alan Shore: エドワード・マローが言いました、反対意見と反忠誠を混同してはいけないと
Denny Crane: エドワード・マローはジャーナリストだし、死んでいる。死んだやつは関係ない。
Alan Shore: 死んだ人がいるから問題なのです、Denny, だから我々は訴訟を起こしているのです

Edward R. Murrowは、「テレビを変えた男」として有名でその伝説は新旧のテレビドラマや伝記で窺い知れますが、最近の作品で言えば2005 年にGeorge Clooneyの監督作品として “Good Night, and Good Luck” で映画化されています。彼についてはいろいろなサイトで紹介されていますから、参照いただくとして、”should never confuse dissent with disloyalty”についてWIKIの情報を転載しますhttp://en.wikipedia.org/wiki/Edward_R._Murrow。ちょっとオリエンタリズムといいますか、真っ直ぐ故に途上国を見下ろしている感じはしますが、気にしないで読んでみましょう(恥を忍んで拙訳を)。

"If we confuse dissent with disloyalty — if we deny the right of the individual to be wrong, unpopular, eccentric or unorthodox — if we deny the essence of racial equality, then hundreds of millions in Asia and Africa who are shopping about for a new allegiance will conclude that we are concerned to defend a myth and our present privileged status. Every act that denies or limits the freedom of the individual in this country costs us the confidence of men and women who aspire to that freedom and independence of which we speak and for which our ancestors fought." – Ford Fiftieth Anniversary Show, CBS and NBC, June 1953, "Conclusion." Murrow: His Life and Times, A.M. Sperber, Freundlich Books, 1986

(もし意見が違うと忠誠ではないと捉えてしまうと−、もし我々が反対な、不人気な、奇抜な、異端な、そういった状態にある個人の権利を否定すると−、つまりもし人間の平等の本質を否定してしまうと、アジア・アフリカにいる何億もの新しい価値観の探求者たちは、アメリカは古い神話的価値観や現在の特権的状況を墨守しているだけと結論するだろう。アメリカで、個人の自由を否定するまたは制限するあらゆる行動は、我々が話し合い我々の祖先が勝ち取ってきた自由と独立を希求する人間の信頼を損なうのです。)

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第六話 給湯室で談笑するSarahとGarretを見つけたBradは、彼らの話題が軍を訴えようとするAlanへの賞賛だったこともあり気に入りません。しゃべっていないで仕事に戻れ、というBradの姿を目に留めたAlanはさらりと牽制します。

Its fun to pull rank, isn’t it?
先輩風を吹かせるのは楽しいねえ。

Pull rank
  • to use the power of your job or position to make someone do what you want.
    • Some of the seniors in our school pull rank on the younger kids and force them to run errands for them.
http://idioms.thefreedictionary.com/pull+rank

しばしばonを伴います。

pull rank on
(人)に対して特権を利用する[振りかざす]、
(人)に対して自分の地位をかさに着て我を通す、
(人)に対して上役風を吹かす                                (英辞郎)
  • He doesn't have the authority to pull rank on me any more.
http://idioms.thefreedictionary.com/pull+rank

pull rank、日本語でもそうですがあまり肯定的な響きをもった言葉でもないようですね。否定的若しくは皮肉っぽい局面でpull rank, 覚えておきたいですね。

こういう先輩風は歓迎ですね。
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第六話 イラクに派兵された弟が、任期を過ぎたあとの約束されていない任務に従事した際の事故で戦死した件で、姉は軍を訴えようとします。そもそも裁判になるものかどうか、Evidentiary hearingに入ります。

[Judge Brown]
I have never seen a case so ridiculous.  It nauseates me
こんな馬鹿げた訴訟は初めてだ。反吐がでる。

[Alan Shore]
Your honor is being a little dramatic.
裁判長は反吐とはずいぶんとドラマチックですね。

[Judge Brown]
He was a soldier in a war. What’s more he enlisted.
彼は兵士で戦争中だったし、何より志願兵だった。

[Alan Shore]
Private Elliott’s tour of duty was over.  He should not have been in Iraq.
You have a legacy of unfettered fairness, Your Honor.  Please do not tarnish it.

Elliott兵卒の役務は終了していました。彼はイラクにはいない筈でした。
裁判長、あなたは至極公正だという評判でおられます。どうかその評判を傷つけないでください。

ーーーーーーーーーーーー

Nauseate
【自動】吐き気を催す
【他動】吐き気を催させる    (英辞郎)

してみると It nauseates me. というのはずいぶんときつい表現ですね。AlanもそのあとでYour honor is being a little dramatic. とやんわり受け流しています。

Enlisted
【形】《軍事》下士官の
# enlisted soldiers志願兵  (英辞郎)

Private Elliot
プライベートというカタカナ英語は半ば日本語化していますが、英辞郎では筆頭に以下の意味を出しています。
【名】1. 兵卒、プライベート

Private soldier "one below the rank of a non-commissioned officer" is from 1579.
http://www.etymonline.com/index.php?

ラテン語のprivus(意味は"single, individual")から来ているPrivateは既に14世紀から使われていますから、Privateが「兵卒」なのは本来プライベートではなく公に属する兵隊が未だ階級の低いうちは公にも属さないという意味なのでしょうか?それとも兵隊は公には知られない存在だから?それとも何か別の理由が?…、よくわかりません。
兵卒のPrivate ときいて名作Saving Private Ryanが浮かぶのは私だけではないですよね。
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英辞郎になかなか素敵な例文が紹介されています。

# Steven Spielberg bookended "Saving Private Ryan" with 5 pointless opening minutes and 5 even more pointless closing minutes.

スティーブン・スピルバーグは「プライベート・ライアン」を無意味な5分間の冒頭部分とさらに無意味な5分間の終結部分ではさみこんだのだ。

Unfettered 【形】拘束されない、自由な (英辞郎)
そもそもFetterは名詞で、a shackle for the ankles or feet - a restraint that confines or restricts freedom (especially something used to tie down or restrain a prisoner) の意で、Thesaurusには、Hobble, hamper, shackle, trammel, bond等があります。
http://www.thefreedictionary.com/fetter

Unfettered はこのドラマの脚本ではよく使われる単語です。日常でも使ってみたいものです。

Tarnish
【自動】2. 〔名声・名誉・評判などが〕汚れる、傷つく
【他動】2. 〔名声・名誉・評判などを〕汚す、傷つける、落とす


今回は単語調べのオンパレードとなってしましました。PRIVATEの意味探求はもう少し続けてみます。///


第六話 Halloweenのころの出勤時、エレベーターでAlanと一緒になったBradはAlanの鞄から煙りがもうもうと出ているのに気付きます。Do you know your briefcase is smoking?

するとAlanがかえします。

‘Tis the season, Brad.
“Bubble, Bubble, Toil” and so forth.

ハロウィンのシーズンじゃないか、ブラッド
バブル・バブル、はじける、なんとか、とかいうやつ…

‘Tis the seasonは、It is the season, の意ですが、何故 ‘Tis と表現するのかよくわかりません。”Abbreviation of “it is”, first recorded c.1450.” とあるので、きっと深い歴史や慣習に裏打ちされている表現なのでしょう。秋から冬のシーズンになると街頭広告なんかで頻繁に目にします。ちなみにラップでよく聞く‘Tis Oki は、It is OKだそうです。

Bubble, bubble toil and troubleは、新聞の見出し等でよく目にするフレーズで、特に経済のバブルを揶揄する際にこの言葉をよく目にします。
http://www.businessspectator.com.au/bs.nsf/Article/Bubble-bubble-toil-and-trouble-$pd20090122-NHRQ7?OpenDocument&src=sph

Bubble, bubble toil and troubleで検索すると8000件もヒットする・・・の書き出しで始まるバブル経済の歴史を研究するサイトもあれば
http://www.freebuck.com/articles/rgordon/020924rgordon.htm)、
Bubble, bubble toil and troubleをタイトルにする学術論文もあります
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=962371)。

もとはWilliam Shakespeareの戯曲Macbethに登場する3人の魔女の呪文のような言葉

Double, double toil and trouble

に源を有する言葉のようです。Double, double toil and troubleは岩波文庫の木下順二訳に従えば、「倍のまた倍、苦しめもがけ」となります。Macbethがこのフレーズだけでなく全体として韻を踏んで書かれていることに敬意を表しBubble, bubble toil and troubleの稚拙な訳を試みるなら、「バブル、バブル、はじける、トラブル」のような感じでしょうか?呪文が解かれたようにバブルがはじけると、いろんなところから疲れは出るわトラブルは発生するわで大変ですよ、という寓話めいた雰囲気の言葉ですね。

煙の吹き出る鞄を持ちながら‘Tis the season という表現と併せて、Bubble, bubble・・・と呟くことで、現実に対する倒錯をあからさまに展開し、大げさな言い方かもしれませんが、虚構の寓話世界を一瞬ながらも眼前に展開している雰囲気を醸します。

今年のハロウィンには(・・・まだまだ先ですね)、‘Tis the season, と併せてdouble double..., じゃなかった、bubble, bubble,... 使ってみます。

ーーーーーー

本編翻訳のあとの木下順二による解説は見事で読み応えのあるマクベス評論/演劇評論になっています。併せて福田恒存の訳と解説(新潮文庫)を読み比べるととても面白いです。
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第五話 最終弁論

最終弁論の前に、相手方が和解を提示してきたので、厳密には最終弁論ではないのですが、相手が和解を持ちかけた最大のきっかけはDeniseの冒頭陳述があまりによくできていた(実際は相手方のスピーチをほぼコピーした)ので、相手方は和解に移りました。

車庫に止めていたスポーツ・トラックが、別に長く走った訳でもないのに、突然発火しJose Pitinoの妻Elena Pitinoを火事に巻き込み死亡した案件です。Elenaは末期の卵巣癌だったので(final stages of ovarian cancer)、いずれ死ぬことに変わりはない、おまけに火災については保険金がすでに支払われているので、法廷で賠償を決めるよりこの示談金で手を打ったほうが得策だ、というのが公判前の相手方の示談の理屈でした。DeniseとJoseはそれでも裁判の道を選択しました。

Deniseの論述は最初に目的をのべ、間に二つの情報を挟んで最後に最初の目的へと循環的に聞き手を導く4段階の弁論で構成され、最後に1段おまけをつけ人間性の問題への意識付けを行います。

  1. 切り出しで、詰まるところ問題はお金による賠償に行き着くんです、と陪審に最終帰着点を意識させます

    Lawsuits are ultimately about money.  Putting a dollar figure on suffering.

  2. Elenaについて、死ぬ前の最後の瞬間を家族とともに過ごそうと家に帰ってきたところ火事に遭い、家族どころか37年連れ添った伴侶の腕に抱かれることもなかった、と陪審の同情を買う

    If any of you have spent the final days with a loved one, you know that those moments are the most precious.

  3. 事件が単なる事故ではなく、大手自動車会社の生産によるリコール対象の人気車が突然に火を吹く、誰の身にも起こりうる危機であると認識させる

    You might be inclined to think this is just a freak accident.  This is potentially your problem.

  4. 陪審が身近な、しかし大きな、問題に対する危機管理として適切な罰則金を決めるよう意識づける

    How do you motivate a corporate conglomerate to fix a defect?  You make it too expensive for them not to.  I’ll be asking you to be legislators and come back with a number that says to the defendant and all car manufactures, make your vehicles safe.

  5. これらはすべてお金の問題だが、人間として幸せな社会生活の為に必要なことと意識づける

    I’ll ask you to be human beings the conscience of a compassionate society and return with a verdict that somehow reflects everything that was taken from Elena Pitino her family.
///


第五話 Loriからセクハラの苦情を申し立てられていたDennyは、一度はLoriに謝罪を試みますが失敗し、Shirleyの叱責を受け、再びLoriに謝罪します。いつもはおどけてごまかしてきたDennyですが、今回は真摯に紳士な態度で謝罪します。

The thing about an apology is it may make you a bigger man but the experience of saying it makes you feel very small.
I’m sorry. I really am.

謝罪というものは、謝る者を寛大にさせるというが、実際のところ謝る者は自身の狭小さを感じるものだ。
すまなかった。私が悪かった。

特に難しい単語で構成される会話ではないものの、日本人には組み立てられない会話であると感じるのは私だけでしょうか。
  • The thing about ~, The thing is ~の表現は、「~というものは」「~のポイントは」、でよく使う表現です。
  • Experience of saying は、「経験でいうと」の表現ですね。My experienceなんかよりちょっと格調あっていいですね。
こういった雰囲気のある表現の前後を、make you biggerと、反対の意のmakes you feel very smallで挟む訳ですから、全体の表現もわかりやすく雰囲気あるものになりますね・・・。私もどこかで使ってみたいものです。

まずはその前に日本語での謝意の表現を磨かないとだめですね。

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BOSTON LEGALの脚本の憎いところの一つは、男女の会話の妙にあると思います。きわどいといいますか、エロチックといいますか、それでいて卑猥ではない。そもそも英米の男女の一般論として異性に対してはおおよそロマンチックな言い回しで話しかける場面が多いように思います。Taraに再会したMalcolmのセリフでも紹介しましたが、気障だなーとおもいつつ、どこかで使ってみたいセリフまわしが耳に残ります。

[Alanの誘い方]

第五話 給湯室でコーヒーを入れているSarahをAlanがじっと見つめていると、SarahがAlanに気付いて会話を切り出しますが、AlanはSarahを食事に誘います。

I was reminded of a girl I favored when I was young.
All I’m looking for is to have dinner with a beautiful yet anonymous woman see myself through her eyes and pretend I’m interesting.

素晴らしいですね、see myself through her eyesなんて言ってみたい/言われてみたいものです。

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[Dennyの本能的な(無神経な?)吐露]

第五話 Loriにより事務所内のセクハラの苦情を受け、Shirleyに促されてLoriの部屋へ謝罪に行ったDennyは、出だしこそ無難にこなしたものの、そのあとで事態を悪化させます。

I’ve often found that it’s the chubby girls who offend most easily.
For what it’s worth, I like chubby girls. I enjoy chubby sex.
What I’m trying to say is if this is a lonely chubette’s cry for help, I’m here for you, Lori.

うーむ、かなり露骨ですね。私にはなかなか使えそうにありません。

///

男性作家の手によるこの手の本は数多とあるのですが、女性が書いたものは少ないようです。女性が書いた方が現実味がありそうですよね・・・。

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第五話 謝るどころかDennyの発言にあきれたLoriはセクハラ訴訟の敏腕弁護士Meredith “Blinky” Watersを事務所に迎え、事情を話しています。

Whereas five years ago it was flirtatious, now it’s lascivious.
Denny Crane attributed my protest to the wanton cry of a lonely chubette.

5年前は単にエッチな話にしか聞こえませんでしたが今はいやらしい話なんです。
Denny Craneは私の苦情の原因を、孤独なぼっちゃりちゃんの欲求不満の叫びだと言うんです。

いままではflirtatiousで、何かすこし「嫌だな」と思いつつ何もしないで聞き流していたら、ある日嫌さ加減が限度を越えてしまいlasciviousに感じるというのは、典型的なセクハラ問題の構図の一つであるような気がします。Lasciviousは当ドラマでは比較的頻繁に会話にのぼる単語です(例えば第4話)。

ちょっと横道に逸れますが、lasciviousと似たような単語に lecherousがあります。第5話でShirleyがSarahをディナーに誘い出したAlanをたしなめる言葉に出てきます。

You and Denny need to find other ways to have fun than being lecherous with junior associates.

さて本題に戻ってまずはChubbetteです。

Chubbette:【名】〈俗〉〔小柄で〕ふくよかな女性、ぽっちゃりした女性

これは言うまでもなくchubbyから派生した俗語ですね。

この会話では、‘wanton cry of a lonely chubette’というちょっと下品な他人の表現を、attributed my protest to~という硬い弁護士らしい自分の表現のあとに続けて、自分と相手の違いを明確にし、会話の質を/体裁を高めている印象を醸しています。attributed ~ to ~という表現もどこかで使ってみたいものですね。

しかしまあwanton cry of a lonely chubetteなんて日本人には思いつかない表現ですね。
Wanton: adjective
1Aarchaic: hard to control: undisciplined, unruly
 Bplayfully mean or cruel: mischievous
2Alewd, bawdy
 Bcausing sexual excitement: lustful , sensual
3Amerciless, inhumane <wanton cruelty>
 Bhaving no just foundation or provocation: malicious
<a wanton attack>
4 being without check or limitation: as
 Aluxuriantly rank <wanton vegetation>
 Bunduly lavish: extravagant <wanton imagination>
http://www.merriam-webster.com/dictionary/wanton

古くはシェイクスピアのリア王に登場した単語でもあるようです。
  • The basic notion perhaps is "ill-bred, poorly brought up;" cf. Ger. ungezogen "ill-bred, rude, haughty," lit. "unpulled."
    • "As Flies to wanton Boyes are we to th' Gods, They kill vs for their sport." [Shakespeare, "Lear," 1605]
http://www.etymonline.com/index.php

英辞郎を参照して日本語でwantonを確認すると、たくさんの意味が出てきました。それだけシンプルで歴史のある言葉ということでしょう。
【名】 いたずらっ子、浮気女
【形】 1)みだらな、ふしだらな、2)残酷な、無慈悲な、理不尽な、不公平な、3)奔放な、放縦な、気ままな、4)ぜいたくな、過剰な、有り余る、5)浮かれた、ふざけた、6)行儀の悪い、わがままな、7)〈古〉反抗的な、強情な
【自動】ふしだらに振る舞う、好色にふける
【他動】~を浪費する

Etymologyについては、二つの典拠を見つけましたが、どちらも細部では異なるながら基本的な部分は同じと考えます。
  • (Date: 14th century), Middle English, from wan- deficient, wrong, mis- (from Old English, from wan deficient) + towen, past participle of teen to draw, train, discipline, from Old English t?on — more at tow
http://www.merriam-webster.com/dictionary/wanton
  • c.1300, wan-towen, from M.E. privative prefix wan- "wanting, lacking" (from O.E. wan "wanting;" see wane) + togen, pp. of teon "to train, discipline;" lit.
http://www.etymonline.com/index.php

wanton - 現代の文脈では安易に使用すると即セクハラで訴えられ兼ねない危うさも孕んでいますから、使用には注意したいですね。

でもchubbyは使い方次第ではブランド化できるんですね。
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[Wanton cry of a lonely chubbette]の続きを読む


第五話 Deniseの命令で相手方の弁護士事務所McKinley Fieldsの資料調査から戻ったGarretが結果をDeniseに報告します。

I pored over most of the design records.  I didn’t find anything new.
おおかたの設計記録に目を通しました。でも新しい発見はありませんでした。

Garretは先方の事務所で弁護士見習いの女性と資料室で性的関係を持っている場面を先方の上司に発見された事実を報告します。あきれ顔のDeniseにGarretが添える言い訳です。

It had no bearing on the quality of my work.  I didn’t reveal anything privileged.
その出来事は仕事の内容はとは関係ありません。秘匿事項は守っています。

同じ件で、事務所のパートナーに呼び出されたときの言い訳は以下です。

We just had excellent chemistry.  I never compromised the case or the firm.
とても盛り上がってしまっただけなんです。事件や事務所に迷惑はかけていません。

英語で言い訳をする、まずいことになったとき相手の心配をもみ消す、そんな場面ではどういう英語を使うと良いのでしょうか?過ちを認める、黙って処理する、といった行為に美徳を置く日本人には難しい分野の英語かもしれませんね。私の見てきた事例で言うと、特に言い訳文化の発達した英米人を前にすると日本人は、無言実行の美徳を無意識のうちに余計に稼動させてしまっているような気がします。have no bearing・・・、覚えておくとそんな言い訳場面での出だしに使えるのではないかと思います。

Bearing

have (a/some) bearing on/upon ~に影響[関係]する、~にかかわる
have no bearing on ~に何の関係もない

動詞bearの意味からhave (no) bearingはすっきり理解できる言い回しですね。辞書の説明を見る限りにおいてhave bearingは、Have relationとかよりも、深い関係と言いますか、歴史あるつながりといいますか、そんなニュアンスを含んでいるような印象を受けます。でも下記の用例を見てもそんなニュアンスは感じられないので、現実にはおそらくrelationと全く同義の言い回しというところなんでしょうね。

We joke, but the serious question — and one that has occupied many of the blogs and discussion groups that Mr. McCain does not partake of — is whether the computing habits of the presumptive Republican nominee should have any bearing at all on his fitness to be commander in chief.
http://www.nytimes.com/2008/08/03/weekinreview/03leibovich.html

Mike Weir shaved his "playoff beard" when his wife and children flew into town this week, but that had no bearing on his golf Friday. This was a round to enjoy, not explain.
http://www.usatoday.com/sports/golf/pga/2008-08-29-deutsche-bank_N.htm

ベアリングというと金融機関の名前を思い出すのは私だけでしょうか?
私がベアリングズ銀行をつぶした私がベアリングズ銀行をつぶした
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第五話 Deniseたちは、欠陥自動車の火災事故で、相手となる自動車会社の弁護団の法廷での弁論の様子をビデオで確認し、公判に備えます。ビデオの中で相手方弁護士が語るセリフです。

If ever, during the course of this trial, we come across as trying to trivialize the plaintiff’s pain, let me apologize for that right now.
もし万が一に、この公判の最中に、我々が被害者の痛みを軽視していると思われるようであれば、そのことについては今この時点で謝罪いたします。

ドラマの第四話までは、老若男女・地位の高低を問わず、同じような場面では必ずといっていいほどcome offという表現が使われていました。例えば第二話では、法廷での証言で全く感情を表面に出さなかったKellyに対し、Bradは感情を表に出して陪審の同情を誘うようKellyに詰め寄り、AlanはBradの行き過ぎた発言に反論するKellyにフォローをいれます。

You came off as the most unfeeling person.
あなたは感情のかけらもない人との印象を与えた。

第五話でもDeniseが公判のリハーサルをしたがるJoseをたしなめる場面で使われます。

There’s a chance that your testimony will come off as rehearsed.
証言が練習した成果だとの印象を与えかねない

Comeという基本単語は、様々な前置詞を伴うことで実に多くの意味を身にまといます。
Amazingly productive with prepositions (NTC's "Dictionary of Phrasal Verbs" lists 198 combinations); consider the varied senses in come to "regain consciousness," come over "possess" (as an emotion), come at "attack," and come off "occur."
http://www.etymonline.com/index.php?search=come&searchmode=none

come offとcome acrossはどのように使い分けるものなのでしょうか?
come acrosscome off
intransitive verb
  1. to give over or furnish something demanded ; especially : to pay over money
  2. to produce an impression <comes across as a good speaker>
  3. come through (to become communicated) <the message came through loud and clear>
intransitive verb
  1. a: to acquit oneself: fare <came off well in the contest>
    b: appear, seem
  2. succeed
    <a television series that never came off — TV Guide>
  3. happen, occur
transitive verb
: to have recently completed or recovered from <coming off a good year>
come across as
〈話〉~として受け入れられている、~に見える、~のような印象を与える
・He came across as paranoid. : 彼は偏執的[被害妄想でも持っているよう]に見えた
come off as
~の印象を与える、~のように見え
http://www.merriam-webster.com 及び 英辞郎

ドラマでの用例と上記から到達した私の見解は
  1. come acrossは口語らしいが、実際の場面ではcome offのほうが一般的に用いられている
  2. come across come off共に自動詞ですが、come acrossは相手がどのように見ているか(他動詞寄り)、come offは相手にどのように見えているか(自動詞寄り)の点で異なる
ということです。

give impressionとか、deliver impressionなんかじゃなくて、場面のニュアンスに応じてcome across as..., come off as...使ってみたいですね。

誰しもいい風に見られたいですよね
会議でヒーローになれる人、 バカに見られる人会議でヒーローになれる人、 バカに見られる人
(2005/11/05)
吉岡 英幸

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第五話 SarahはAlanと夕食に行きましたが、Alanが養殖salmonについて突然レストラン内で演説を始めたことから夕食は台無しになり(He broke into a song from The Music Man over a fish.)、あきれ顔で事務所に戻ってきます。午後10時を過ぎていると言うのにBradはSarahにDeniseの案件のサポートで相手方弁護士の弁護内容のビデオを検証すべく会議室に行くよう叱咤します(You’re gonna be reviewing opening and closing arguments given by opposing counsel over the last 10 years.)。

Look for particular his first pet phrases, folksy stories, anecdotes, whatever he used to charm juries.

特に彼の出だしの常套句、つかみ、逸話、その他陪審を引きつける言葉遣いを探すのだ。

Pet phrase 口癖 (英辞郎)

Pet phraseはどういうものか、下記サイトでうまく説明されているようです。
A pet phrase is a phrase you use all the time, and it varies from person to person. Your particular pet phrase might be a discourse device, but it's only a pet phrase for you. So make sure you understand the difference before using this term. If I always say "OK, so", then that's my pet phrase, but if someone else only uses it occasionally, it's not a pet phrase for them.
www.englishforums.com/English/FrequentlyUsedWordsMeaning/zcmrl/post.htm

そもそもPETは・・・
「ペット」の語源は英語で、この言葉には二つの意味があります。
一つは名詞として家で飼っている愛玩動物を意味し、もう一つは動詞として「なでる(stroke)」の意味を持っています。その他の意味として、お気に入り、大事なもの、特別、かわいがる、抱きしめる、などがあります。
www.hpmix.com/home/sourumeito/C6_3.htm

挨拶とかスピーチ、上手な人は慣れていると言いますか、「おはこ」のフレーズ、pet phrase を持っている人が多いような気がします。pet phraseがないときは、スピーチのコツみたいなものがわかるかもしれません☟。
挨拶はたいへんだ (朝日文庫)挨拶はたいへんだ (朝日文庫)
(2004/10/15)
丸谷 才一

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第五話 GarretはDeniseが放置していた公判の準備に備え、相手方の弁護士事務所McKinley Fieldsを訪れ、関連資料の再調査にあたります。資料室には監視役としてParalegalの女性が同室することになりました。

They assigned you to sit in here and watch me?
No, I volunteer. Why go out with friends when I can sit and observe first-year associates do tedious grunt work?

君の事務所は君をここに座らせて僕を見張らせているの?
いいえ、志願したの。弁護士1年目の子がtedious grunt workするのを見てられるのに、なんで友達と外出するのかしら。

Tedious
【形】〔仕事・儀式などが〕つまらない、退屈な、飽き飽きする
・Tedious jobs become bearable if done with someone else.
: 誰かほかの人と一緒にやれば、つまらない仕事にも耐えられる。

Grunt work (American, informal)
もともとは退屈を意味するgrunianが、1900年頃から下級労働者の間に浸透し、ベトナム戦争のとき軍人の間で"infantry"を意味するスラングとして使われた言葉のようです。
http://www.etymonline.com/
hard work that is not very interesting.
Her job was nothing glamorous - a lot of grunt work drafting agreements for others to sign.
http://idioms.thefreedictionary.com/

わたしなんかは「つまらない」を表現するときなじみ深い英単語を探すとboringとかnot funとかなりますが、tedious、併せてgrunt work、使ってみたいですね。特にgrunt workは、否定のニュアンスでひびきがちな「つまらない」に一生懸命やらざるを得ないの含意を添え、相手もそれをわかってくれていたりして、あまり悪い印象を与えない「つまらない」として使えそうです。

ちなみに英辞郎で「つまらない」を和英変換すると81個も(!)英単語が出てきます。人間の持つ本源的な感情は、普遍的でありながら感じ手や受け手によって時に微妙に異なるニュアンスを示し、長い歴史の中で数多くの表現を生み、今日まで人づてに口伝し続けてきたということでしょうか。

チェルニーってつまらないの?―「チェルニー30番」から何を読みとるかチェルニーってつまらないの?—「チェルニー30番」から何を読みとるか
(2002/11/01)
室井 摩耶子

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第五話 Deniseは6年前に新米弁護士のころ、Dennyから欠陥自動車の発火で身内を亡くしたJoseの案件を引き継ぎましたが、今日まで放置してきました。しかし突然、明日に裁判になることになりました。

Six years ago, Denny, you threw me a tiny little case to cut my teeth on.
Since then I have moved on to much bigger and more lucrative matters.
Well, that tiny little case that I have neglected comes up for trial tomorrow.

6年前よ、Denny、私に小さな案件を一つ丸投げしましたね、経験を積ませようとして。
あれから私はもっと大きく華やかな案件も扱うようになりました。
で、あの小さな案件は私も忘れていたのですけど、明日が裁判なのです。

# cut one's teeth on:〔仕事などにおいて〕~で経験を積む
(英辞郎)

特に最初の/初期の経験をさすようです。
to get your first experience of a particular type of work and learn the basic skills.
She cut her teeth on a local newspaper before landing a job on a national daily.
http://idioms.thefreedictionary.com/

歯は体内から生え体外に顔を出してはじめて世の中の空気を知る、転じてto learn the ways of the worldの意のようですが、下記サイトでも言及されているとおり、歯がcutするのはgums(歯茎)の筈ですが、いつのころからかcut teethになったようです。
http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/18/messages/393.html

イーノサイエンス TEETH-歯の構造イーノサイエンス TEETH-歯の構造
()
不明

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have experience なんかじゃなくてcut my teeth on, 使ってみたいですね。
蛇足ながら英辞郎で・・・、
[Cut one's teeth on]の続きを読む


第五話 LoriがDennyのセクハラを社内で問題にした件で、事務所の代表ShirleyとPaulは、Loriに謝るようDennyにいいます。Dennyは早速Loriの部屋を訪ね、以下のように切り出します。

Lori, Shirley and Paul have brought to my attention your discomfort with my banter.
It’s crossed the line of banter, Denny.

Lori、ShirleyとPaulが私に伝えました、君が私の冗談に不快だと。
一線を越えた冗談よ、Denny

典型的なセクハラ問題の構図を示していますね・・・。そんなことはさておき、

Banter
【名】気さくな会話、冗談の言い合い、からかい、冷やかし
【自動】〔冗談や面白いことを言って〕気さくに話す
【他動】〔人を〕からかう、冷やかす
(英辞郎)

英語の辞書では、英辞郎の上記とはやや異なるニュアンスで紹介されています。
Banter 
noun
: good-natured and usually witty and animated joking
verb
transitive verb :to speak to or address in a witty and teasing manner
intransitive verb: to speak or act playfully or wittily
http://www.merriam-webster.com/

Banterは、単なる冗談/会話というよりは、知的な遊び心あるジョークというニュアンスを含んでいるようです。
Synonyms: These verbs mean to poke fun good-humoredly
  • bantered with her colleagues during a coffee break
  • chaffed him for forgetting the appointment
  • joshed her brother about his strange new haircut
  • kidded me about my outfit
  • ragged her for being so stubborn
  • razzed the teammate who missed the shot
  • ribbing a friend for being in love
http://dictionary.reference.com/

それにしてもいろんな「冗談をいう/からかう」があるのですね。いずれにせよchatとかjokeが単なるおしゃべりやジョークであるのに対し、差別化できる内容あるジョークという場合に「Banter」使ってみたいですね。

やはりどこの国にもおしゃれな会話(banter)のタネ本のたぐいはあるんですね。
QI: Advanced BanterQI: Advanced Banter
(2008/10/02)
Stephen FryJohn Lloyd

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第五話 事務所の代表パートナーの一人であるShirley SchmidtはAlanの秘書Catherineを解雇しましたが(解雇されたCatherineはその足でAlanの元に向かい I'm Schmidt-canned! (Schmidtにクビにされた!)と訴えました)、Alanには事前に何の説明もしませんでした。AlanがShirleyに詰め寄るとShirleyはあなたの為に面倒な解雇をしてあげたのだ、私は悪者、あなたは良者、と説明し、Alanも納得し感謝さえします。

Alanのクレームです。
What possibly occasioned you to go behind my back and fire my assistant?
一体どういう風の吹き回しで私にだまって私の秘書を解雇したのでしょう?

Shirleyの説明です。
I decided to spare you the dirty work. It would have made you complicit.  This way can hate me in perpetuity while continuing cherish you.
あなたのいやな仕事を引き受けてあげたのよ。あなたにはつらかった仕事よ。これで私は永遠に嫌われ者だけどあなたは引き続き良き友だわ。

30秒前にはShirleyに詰め寄っていたAlanですが、Shirleyの説明をきいて以下のセリフです。
Don’t be surprised if one day I go behind your back, Shirley.
驚かないでくださいね、もし後日私があなたの背後から助けても、Shirley。

behind someone's back
  • To do something behind someone's back is to do something they would not like or approve of, without them knowing.
  • behind someone's back とは、~のいないところで、~に隠れて、という意味です。相手が好まないと思われることや、認めていないことを、その人に知られずに行うときに使われます。
http://www.wordmaster.jp/wm/08/0207.htm

このフレーズは、日本ブログ村にほんブログ村 英語ブログへの人気英語ブログでも紹介されていました。
http://teach-me-english.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_3.html

クレームをつけてからすぐあとにフォローを入れるときに、クレームしたときと同じフレーズを使ってフォローするなんて会話の知的水準が高くていいですよね。わたしもやってみたいものです。

どんなストーリーなのか、カバーの写真とタイトルだけ見るとどきどきしてしまいますね。
Behind His Back (Love Stories)Behind His Back (Love Stories)
(1999/08/10)
Diane Schwemm

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さて、Shirleyは、その上をゆく・・・
[Behind someone's back]の続きを読む


第五話 何かと不用意な発言の多いDennyは、セクハラしている、とLoriから社内で苦情を申し立てられます。事務所の代表でもあるShirleyとPaulはDennyを事務所に呼び、申し立てられた状況を説明しています。

Lori Colson filed an internal complaint against you for sexual harassment.
The complaint goes to a hostile work environment which she believes you foster.

Lori Colsonが社内で苦情を申し立てました、あなたがセクハラしていると。
苦情は嫌悪すべき職場環境に及んでいて、彼女はその環境はあなたが作り出していると主張します。

ShirleyとPaulの心配は、Dennyの発言/失言(反応)です。もし内部調査が行われた場合のDennyの不用意な発言(反応)によっては、大事になるからです。

We are concerned that your responses might dig a hole to China.
私たちはあなたの発言(反応)が(中国までいくような深い)墓穴を掘るのではないかと心配します。

Dig a hole to Chinaはユーモラスな表現ですね。英国ではto Australiaと使うようです、なるほど。日本ではチリ(ペルー?)ですね。
http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/35/messages/1019.html

つまるところセクハラの1つの典型的な事例ですが、ある人には(例えばDennyを知るものには)冗談と受取れる発言も、ある人には(例えばLori Colsonには)、もう限界だったわけです。

As far as she is concerned, you broke the camel’s back.
彼女についていえば、君は(らくだの背を折ってしまった=)限界を超えたんだ。

Broke the camel’s backは正式(?)にはStraw that broke the camel's backで、らくだの背中にわらを積んで、積んで積んで積み重ね、最後に1本わらを積んだときにとうとうらくだの背が折れたという、ディッケンズの寓話『ドンビー父子』に出辞するようです。これもまたユーモラスな表現ですね。
http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/19/messages/1112.html

ドンビー父子 (上)ドンビー父子 (上)
(2000/05)
チャールズ・ディケンズ田辺 洋子

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これに対してDennyの言い分ですが、・・・
[Broke the camel's back]の続きを読む


第五話 出勤してきたばかりのCatherineにShirleyが解雇を告げます。何も出勤してきたときにいわなくてもいいのに、裁判が終わったときでも良かったのに、と思いますがドラマなので深く追求しないことにしましょう。

How do I put this...?  You are fired
However willing we are to relax the rules around here, we simply cannot have administrative staff killing clients.

どういえばいいのかしら...? あなたを解雇します。
どれだけあなたのために事務所のルールを緩めてみても、私たちは単純に顧客を殺害した事務職員を雇い続けられないの。

Relaxはすっかり日本語になっている英語ですが、もっぱら心的状態を示す語として使いますね。
  • relax a little 少しリラックスする
  • relax by allowing oneself to breathe fully 深呼吸してリラックスする
  • relax by taking one's mind off your stressストレスを忘れてゆっくりする
  • relax in the comfort of one's home 家でホッとする
(以上 英辞郎)

以下のサイトでrelax oneselfは辞書にのってないけど間違った表現かというスレッドが立っていますが、特に間違いではないようです。私もよく、have a seat, relax yourself, といいます。
http://www.usingenglish.com/forum/ask-teacher/14521-relax-oneself.html

しかしrelaxは心身状態のみならず、規制や法律に対しても使うようです。
特にrelax the reins は、loosen the reinsとも表現するようで、
意味はto ease control over something or someone in generous manner. 
  • The Government has relaxed the reins on wage control to boost consumer spending.
    (often + on)
或は"S.E.C. Move May Relax Asset Rule"のように使用するようです。
http://www.nytimes.com/2008/10/01/business/01audit.html

Relaxときくと、テンポ良いあのメロディーが流れてくる人がいるとしたら、私と同世代ですね・・・
RelaxRelax
(1994/04/07)
Frankie Goes to Hollywood

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第五話 Bernard殺害の件で無罪放免を勝ち取り、オフィスに再び出勤してきたCatherineにShirleyが話しかけます。

Catherine, so nice to see you at large.
Well, that’s so sweet of you. It would warm the cockles of my heart, if I had a cockle, of course.

Catherine, みんなで復帰を歓迎するわ
あら、本当にやさしい人ねあなたは。私の心の中のcockleを暖めてくれるわ、もちろん本当に胸にcockleがいればですけど。

# at large
全体の、全体として、全体的な、概して、あまねく、一般の、広く、詳細に、長々と
atとlargeの間に - が入るとアメリカならではの意味を持つようです。
# at-large
【形】〈米〉全州代表の
【副】〈米〉全州を代表して
(以上 英辞郎)

今回のフレーズである warm the cockles of one's heart ですが、

warm the cockles of one's heart
心を温める、体を芯から温める、ほのぼのとした気分にさせる、心から喜ばせる、胸の中に熱いものが込み上げてくる

cockle【名】
  1. 《貝》ザルガイ
    ◆ザルガイ科(Cardiidae)の二枚貝の総称でトリガイなどが含まれる。
    心臓の形をした貝殻に放射状に肋(rib)があるのが特徴。
  2. しわ、ひだ
  3. 《海事》底の浅い小船
(以上 英辞郎)

貝の写真図鑑―オールカラー世界の貝500 (地球自然ハンドブック)貝の写真図鑑—オールカラー世界の貝500 (地球自然ハンドブック)
(1994/09)
ピーター ダンス

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warm the cockleはold fashionedなフレーズのようで、年配のかたしか使わないようです。でもとても面白い表現なので、も少し調べてみます。結構有名なフレーズのようで、様々に議論されています。
心臓の形がどんな形状だったか、理科の教科書を引っ張り出せないときはDVDで確認できるから便利な時代ですね。

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