FoxのドラマBoston Legalのしゃれた会話を題材に、英会話を学びたいと思います。

■ブログ管理人よりご挨拶申し上げます■

当ブログを読んでくださりありがとうございます。当ブログを管理しているLalalanと申します。よろしくお願い致します。

  • ブログをはじめて2年と3ヶ月、ブログにいただいた「拍手」の累計が200を越えました。
  • 当初は自分自身の整理を目的に記事をアップしていましたが、最近ではすっかり読み手の存在を意識しながらアップしています。
  • 今後とも牛歩で進む所存ですが、よろしく「拍手」「コメント」のほどお願い申し上げます。
    また、「日本ブログ村・英語ブログ」も是非覗いてみてください。

    → 英会話教材としてのBoston Legal      → Boston Legal概論


日本赤十字社への義援金(Google チェックアウト) Google Crisis Response

Let's help people suffered from the disaters Think Daily


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


前日の公判を「お飾り」の役で、弁護士席で傍聴していたDennyは、Shirleyの弁護は「弱気でだめだ」と批難します。Shireyは、裁判のお飾りだったDennyに、心のままを言葉にして最終弁論するよう依頼しました。

Shirley側の作戦は、そもそも被告は銃を規制する法案の更新に何の力を持っていたわけではなく、更新はもともと成立しないものだったので、被告が法案を更新しなかったことは原告の姪が銃の強盗事件で死亡したproximate causeには該当しないと主張する作戦でした。

The strategy was there was nothing our client could really do to renew the ban. He’s therefore not the proximate cause of the plaintiff’s injury.

被告が何をしても法は失効していた。原告への不法行為にはあたらない。
(放送の訳を転記)

それに対してDennyは、

Thst’s defensive. Why be defensive when justice is on our side? Guns! are justice and hot. “I did the right thing”, that’s how you win the lawsuits. You’re right even when you’re wrong.

ひたすら弁解するだけでは裁判に勝てん。自分は正しかったと言い放たねば。
(放送の訳を転記)

Dennyは開拓時のハンティングの装い(NFLの強豪New England Patriots のマスコット風)でライフルを法廷に持ち込み(!)、暴発させ(!!)、銃弾が中った天井の破片が落ちても動じず(Debris hits floor)(!!!)、最終弁論を行います。内容もまた銃で武装し身を守ることこそ民主主義の根幹だとするもので、以下の出だしで始まります。

It was the shot heard round the world, remember? Not the punch, not the stubbing. It was a shot that rallied the Minuteman to defeat the Redcoats at Lexington. This nation began with a gun.

銃はテロリストの手に渡っても市民の手に渡ってはいけないのか、国歌でも謳われている(In our National Anthem, we’ve got bombs bursting in air)、車には護身の為わざと人目につくように載せている、等の例を挙げたあと、以下で締めくくります。

It’s all about our basic civil rights. It’s about democracy. It’s about freedom!

ボストンはアメリカのごく最初のころの歴史がある街ですね。
出だしから複雑な国だったんですね、アメリカは・・・
アメリカ独立戦争―知られざる戦いアメリカ独立戦争—知られざる戦い
(2002/11)
ハワード・H・ ペッカム

商品詳細を見る


裁判の後ShirleyはDennyに・・・
[第四話 最終弁論 - Denny ]の続きを読む
スポンサーサイト


Boston Legalというドラマは、放送時点の時流を敏感に汲み取り、最高の社会風刺を仕込んだTVドラマでもあります。Season 2 第四話放送時は、この例に引いた民主党のケリー上院議員のエピソードがあったときです。エピソードの内容については以下を参照してください。このドラマでもよく出てくる修正第二条についてもわかりやすく理解できます。
http://homepage.mac.com/f_matsuo/Sites/blog/blogcontents/GE200502J1.doc

また2006年にはチェイニー副大統領による友人誤射のニュースがあり、当時放送されたSeason3ではすかさずDennyがチェイニーに仮装しています。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2006/02/post_14a2.html

第四話 裁判での審問を通じてアメリカ社会における銃の存在がイメージできます。

[現状]
Look, the ban on assault weapons, the Democrats are for it, the Republicans are for it, the Police are for it, eighty percent of the public is for it, and we don’t have it.
That should tell you how powerful the gun lobby is.

銃規制は、民主党も共和党も警察も8割方の国民も支持しているのに、我々は実行できていないのです。
銃のロビー活動がいかに強力かを物語っています。

[NRA]
NRAの存在がどういうものなのか、ドラマの中で原告側弁護士のセリフが、上述のケリー上院議員のエピソードを交え、雄弁に物語っています。

Senator Kerry, in his bid to get elected president, was advised that he had to go out and shoot an animal.  And to be photographed doing so.  He’s a windsurfer, for God’s sake!

We actually have legislation pending in Washington that will literally shield the gun manufactures from being sued, even for negligence.  We can sue doctors, big tobaccos, and asbestos.  But the gun industry gets its own special legislation granting them immunity.

銃に恋して―武装するアメリカ市民 (集英社新書)銃に恋して—武装するアメリカ市民 (集英社新書)
(2009/02)
半沢 隆実

商品詳細を見る


修正第2条とはなにものか・・・
[アメリカにおける銃の存在と修正第二条]の続きを読む


第四話 Catherine がBernardの頭を背後からフライパンで2度叩いて殺害した事件の最終弁論です。

Alanに先立って行われた検察側の最終弁論は、アメリカは法と秩序(Law and Order)の国であり、法の下に人々が結束している (We are the nation of laws)、宣誓した陪審も法は遵守すべきだ(You, as jurors, took an oath to uphold the law)、殺人はいかなるかたちであれ殺人だ、だから被告は有罪だ、という筋です。最後は大量破壊兵器の問題で国際社会から批難をあびていたアメリカを引き合いに出して論を結んでいます。

In a time when we, as Americans, are increasingly labeled as a “might makes right” society, I sincerely hope for our legacy, as a moral society, you choose to honor that oath.

わたしたちアメリカ人は「疑惑を真実にする」社会にいると見なされているようですが、わたしたちは伝統的に道徳社会に生きているわけですし、みなさんは道徳の宣誓に従うよう望むばかりです。

検察の「法と秩序」発言は、有名ドラマのタイトルでもあり(ロー&オーダー シーズン1:disc1~3 [DVD])、陪審に訴える響きを持っていたようでAlanも逆手にとって利用します。弁論は2段構成で、1段は自衛、2段は人間性、です。

ロー&オーダー シーズン1:disc1~3 [DVD]ロー&オーダー シーズン1:disc1~3 [DVD]
(2007/06/14)
クリス・ノースマイケル・モリアーティ

商品詳細を見る

1.自衛
Alanはまず、世の中に未解決の殺人事件が非常に多い(1960年以来20万件)事実を挙げ(Forget about the ones where we just failed to convict, for 200,000, we were baffled)、我々は自衛手段を持つべきでは(if we could have few more vigilantes)、と訴え、Catherineの行為も自衛の延長であったことをほのめかします。また自衛とはいえ、Bernardは死ぬべきだ、このままではBernardはまた殺人を犯しかねず場合によっては私が殺される、と思い自衛から殺害に至ったことについては、Catherineを含めて社会が勝手に都合よく自衛のために法をねじまげることは望ましくはないが(I certainly don’t want a society where people start arbitrarily taking the law into their own hands)、そもそもCatherineのような老婆を牢獄に送り込んでも自衛にはならないし社会には何の便益もないと、自衛の必要性さえない、と訴えます。

Society certainly isn't safeguarded nor is it remotely benefited by putting Catherine Piper in prison.

2.人間性
弁護側は、アメリカは法と秩序の国家という検察の主張には賛成し兼ねる(Unlike the district attorney, I don’t think we’re a country inextricably bound up with law and order or some national integrity)。アメリカの本質はむしろ法と秩序の社会という前に人間性の社会であり(I like to think we ‘re a people mostly about humanity)、人間性とは即ち慈悲であり、もっといえば許すことだ。被告は極めて人間性のある行動をしたのであって、陪審の皆さんには皆も同じことをしたでしょ、と訴えます。

Humanity isn't about the right to trumpet moral superiority.  Humanity is about compassion, even forgiveness.
 
///


第四話 銃規制法案を反古にしたJacobs議員は、NRA(ライフル協会)は反抗する相手として悪すぎる、彼らを敵に回したら再選できない(議員としての今はなかったかもしれない)、といった事情を説明します。

I cannot serve my constituents if I'm not in office.  Like any elected official, I have to pick my battles.

落選しては有権者に報いることはできない。当選した議員たちはみな、勝つために難しい選択をしなければならない。

Pick my battlesですが、辞書にはなかなか解説されていないフレーズのようで、いくつかのサイトでフレーズの意味について議論していたのを見つけました。
http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/49/messages/611.html

しかしながら上記はちょっとわかりにくい感じがするので、簡潔でわかりやすかった以下のサイトを引用します。

Old saying suggesting that you should only choose fights you think you can win for the greater good of victory.

昔ながらの言い回しで、意味するところは、勝利でより良い結果を得るために勝てると思う戦いだけを選ぶべき。

http://www.webstersismybitch.com/index.html

以下はなかなかユニークな例で “pick your battle” の語が持つ意味を伝えようとしています。
You have to ask yourself the question: do you want to tell your parents that you're gay because it's an important part of your identity that you want to share with them or because you feel they should address their homophobic feelings. Of course the latter isn't an issue that doesn't concern you, but when it's a question of trying to keep the peace in the family, sometimes you just have to choose your battles (that is, either do you want to fight for gay rights or do you want to keep a good relationship with your parents?)
http://forum.wordreference.com/showthread.php?t=828830

より大きな利益/勝利を得るコツとしてpick my battleの具体方法と共に、pick my battleを会話の中でさりげなく使って見たいものですね。コツのほうはこの本が役に立つといいのですが・・・

アレキサンダーに学ぶ100戦100勝の成功法則アレキサンダーに学ぶ100戦100勝の成功法則
(2005/02)
マンフレッド・F.R.ケッツ・ド ブリースエリザベト エンゲラウ

商品詳細を見る


第四話 銃規制法案を反古にしたJacobs議員は、ネガティブ・キャンペーンを張る(Run smear campaign against me)と脅してくるNRA(ライフル協会)の圧力に従わざるを得なかったと証言します。

I'd be sitting here today as an ex-congressman.
You caved.

私は今日ここに元議員として座っていたかもしれない
あなたは彼らの圧力に屈したのですね

英辞朗によりますと洞穴を意味するCaveは例文のように自動詞で使用されると、
cave【1自動】
  1. 〔壁や天井などが〕崩れ落ちる、陥没する
    Roads are mysteriously caving in, one right after another.
    : 道路に原因不明の陥没が次から次へと生じている。
  2. 〔相手や説得などに〕屈服する、降参する
    The last thing you need is to cave.
    : あなたが屈服[降参]する必要はない。
  3. 洞窟探検する
CavedはMerriam-Websterではもう少し具体的に書かれています。下記のintransitive verbの2ですが、「抵抗するのを止める」の意です。

Etymology: probably alteration of calve, Date: 1513
Function:

* intransitive verb

1. to fall in or down especially from being undermined —usually used with in
2. to cease to resist : submit —usually used with in

* transitive verb

1. to cause to fall or collapse —usually used with in

Etymology は、上記の自動詞caveは、calveの変化形ではないかと指摘していますが、確かに、
  • 洞窟(名詞)→ 陥没する(動詞)→ 屈する
というよりは、calveの音がcaveと似ていて、名詞の意味がたまたま近かったのでcalveがcaveに融合したと見るほうが自然のような気はしますね。

カーヴはワインの貯蔵庫を示しますが、ちょうどこんな感じのイメージで、まさに洞穴ですね。
イタリア紀行(1) イタリア食とワインの旅 [DVD]イタリア紀行(1) イタリア食とワインの旅 [DVD]
(2003/05/22)
教養

商品詳細を見る


第四話 裁判で「お飾り」としての役割しかできないと認めざるを得ない、しかし過去の栄光を手放せない、それでいて極めてわかりやすい主義を持ちおおらかな性格、そんなDennyの悲痛な心持ちが吐露されたひとことです。

When God strips you of your talent he should at least have the decency to strip away the memory of having had it.

神が人の才能を剥ぎ取るときは、少なくとも才能を持っていた記憶もまた忘れずに剥ぎ取る礼儀を忘れないでもらいたいものだ。

放送では、才能にあふれていた頃の記憶だけが残るのは残酷だ、と訳されています。

decency
【名】礼儀、品の良さ、良識、慎み
He wasn't religious, but he believed in common decency.
: 信心深くこそなかったが、彼は一般良識の価値を信じていた。

# have the decency [grace] to
~するだけの礼儀をわきまえている、~する品位がある[を持ち合わせている]、礼儀として少なくとも~ぐらいはする
(英辞郎)

引き際というのは何かとドラマのつきまとう場面ですよね。
引き際の美学―「史記」に学ぶ出処進退引き際の美学—「史記」に学ぶ出処進退
(2002/11)
森友 幸照

商品詳細を見る


第四話 裁判では「お飾り」の役割しかできない(させられない)と (認めたくなかったが) 認めざるを得なくなったDennyは、魂が抜けたかのように事務所のビルに面した路肩の排水溝に釣り糸を垂れています。そんなDennyを見兼ねて話しかけるAlanにかえすセリフです。
初歩的な単語でばかり構成されていますが、とても雰囲気の漂うセリフです。

Denny: With all the rain, the Charles has spilled into the sewage systems.
Alan: It isn't exactly Nimmo Bay.
Denny: Word is they're catching some on Commonwealth.

Denny: 大雨でチャールズ川の水が水道に流れ込んでいる。
Alan: ここはニモ・ベイじゃないと思うけど。
Denny: 聞くところによるとこの州では釣れるらしいじゃないか。

# Word is
Word is that《the ~》~といううわさだ、うわさ[聞いた話]によれば(that以下)ということだ、何でも(that以下)という話だ

“Out”を伴う用法もあるようです。
# Word is out that: (that以下)といううわさが広まる、うわさによると(that以下)
Word is out that he is quitting his job. : 彼が仕事を辞めるうわさでもちきりだ
(英辞郎)

天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスがソロ・アルバム『ワード・オブ・マウス』に由来するバンド名のBIG BAND「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」を組んでいたときのアルバム・タイトルが「The word is out」です。ここで紹介したWord is~とは違うword is ですが、word is つながりでリンクを貼ります。

The Word Is OutThe Word Is Out
(2006/03/28)
Jaco Pastorius Big Band

商品詳細を見る

噂では、とか「口コミ」なんていう日本語を英訳するときに、They say...とか People say...ではなくてWord is out that... 使ってみたいですね。

さて、Catch someの用例を英辞郎から集めました。
  • catch some air:戸外へ出る、散歩する
  • catch some beautiful views:素晴らしい景色を見る
  • catch some disease:何かの病気にかかる
  • catch some rays:日光浴をする
  • catch some sleep:いくらか眠る
英辞郎でさらに見てみると
# catch some z’s / zzz’s / zees はcatch someでよく使う表現のようです。
一寝入りする、仮眠を取る、居眠りをする
◆【同】get some sleep
・ I'm going to catch some z's [Zees]. : 一寝入りするよ。

Commonwealth
◆米国の州はstateですが、イギリスの植民地としての歴史を有するケンタッキー州、マサチューセッツ州、ペンシルベニア州、バージニア州の4州については、公式には州としてcommonwealthを使うそうです。
(英辞郎)



第四話 Sarahを逆におとしめようとやってきた牧師でもある弁護士は、Sarahを訴えるぞと脅してきます。そんなことをしたら自分の悪行も公になるでしょ、とたしなめるSarahに牧師でもある弁護士は一緒に罪を償おう、と言います。

I'm reporting you.
To whom?
Your superiors, perhaps the bar.
I must atone as well.

ぼくは君を告発しようと思っている
誰に?
君の上司と、弁護士協会かな
君と一緒に罪を告白して悔い改める

Atone (英辞郎)
【自動】償う、あがなう、罪滅ぼしをする
【他動】~を償う

Middle English, to become reconciled, from at on in harmony,
from at + on, at + one
http://www.merriam-webster.com/

bar (3)
"whole body of lawyers, the legal profession," 1559, a sense which derives ultimately from the railing that separated benchers from the hall in the Inns of Court. Students who had attained a certain standing were "called" to it to take part in the important exercises of the house. After c.1600, however, this was popularly assumed to mean the bar in a courtroom, which was the wooden railing marking off the area around the judge's seat, where prisoners stood for arraignment and where a barrister (q.v.) stood to plead. As the place where the business of court was done, bar in this sense had become synonymous with "court" by c.1330.
http://www.etymonline.com/index.php

・・・つまるところ、BARといえば酒場ですが、弁護士の集まりを指す意味もあるようです。老婆心ながら弁護士の先生方の名誉のためにいうと、決して酒場のBARが弁護士の溜まり場というわけではありません。その昔裁判所内には判事の席の周りに木柵(bar)が設けられ、枠の外側から弁護士(barristers)が罪状認否をしていたのですが、そのうちにこの木柵が裁判所と同義になり、木柵=弁護士の集まるところ、という意味の使われかたをしたようです。

barristers(英辞郎)
Britain's hidebound two-tired legal system of barristers and solicitors
英国のバリスター[法廷弁護士]とソリスター[事務弁護士]から成る偏狭な二重構造の法律制度

東部の伝統的な全寮制パブリックスクールを舞台に、熱血先生の指導と少年の成長を描いた名作といえば;
いまを生きる [DVD]いまを生きる [DVD]
(2002/08/21)
ロビン・ウィリアムズロバート・ショーン・レナード

商品詳細を見る

パブリックスクールが理想的職業として目標にしている英・米のステータス“3B”は、バリスター(弁護士)、バンカー(銀行員)、ブローカー(取引所の会員)だそうです。
http://www.eigaseikatu.com/imp/4881/393795/

なお、日弁連の略称で知られる日本弁護士連合会を英語で表現すると、
Japan Federation of Bar Associations です。
http://www.nichibenren.or.jp/


第四話 SarahとGarretに色仕掛けではめられ、Deniseの離婚訴訟を取り下げた牧師でもある弁護士が、Sarahを逆におとしめようとやってきます。

It left me bereft.
Bereft? Let's not get carried away, Revrend.

すべてを奪い去られた気分だよ。
奪い去られた?それは言い過ぎじゃないかしら、牧師さん

そしてBereftの内容を具体的に述べますが、「襟(カラー)の匂いをかがれ顔に淫らになすりつけ(You rubbed it lasciviously against your face)、神聖さを汚されたのだ」というのです。

Bereftはbereaveの過去分詞形です。
bereave【他動】
〔生命・財産などを〕奪う、〔事故や病気などが人から家族を〕奪い去る
(英辞郎)

Carried away
  • Made very emotional or enthusiastic.
    • I got carried away and bought four new shirts. Not everyone was carried away by the news that the team had won.
http://idioms.thefreedictionary.com/

# carried away
《be ~》我を忘れる、うっとりする、無我夢中になる

# get carried away
  1. 〔波などに〕さらわれる
  2. 調子に乗る、図に乗る、悪乗りする、興奮する、夢中になる、われを忘れる、恍惚となる◆【同】be extravagant ; go too far
  • I was praised and got carried away.
    : おだてられて調子に乗ってしまった。
  • I think I'm getting a little carried away.
    : 僕は少しこだわり過ぎているみたいだ。
(英辞郎)

Carried away は、会話の中では、本例のSarahのセリフのように、Getを伴ってGet carried awayと使用される例が多いようです。特に"Don't get carried away"はよく使われるフレーズのようです。

http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/31/messages/772.htm
では、carried awayの語源について定かではないがswept awayではないかとする意見を掲載しています。Swept awayといえばかのエロティックなイタリア映画(邦題:流されて)が思い出されますね。

流されて… [DVD]流されて… [DVD]
(2003/11/27)
ジャンカルロ・ジャンニーニマリアンジェラ・メラート

商品詳細を見る

放送では、「絶望した。」「絶望?大げさな人ね。」と訳されてます。


第四話 投票以前の選挙期間中に会食し握手したときに「銃規制法案を通してやる」と言われた事実を鑑みるなら議員が法案を反故にしたのは詐欺だ(The fraud was perpetrated on me during his reelection campaign)。そもそも議会の決議さえなかった(Doesn’t even get brought up for a vote)、と主張したNaughton氏に対しDeniseが反対尋問に臨みます。法案はそもそも通らないものだったのではないかとただしますが、Naughton氏は反論します。

When you secure a contribution based on a policy you have no intention of honoring, that's flat-out fraud.

一般に政策に基づいて献金を受取るときは何かを引き受けるつもりはないはずで、だとしたらとんでもない不正行為だ。

http://www.merriam-webster.com/dictionary/ によると、
flat–out   Function: adjective  Date: 1906
  1. being or going at maximum effort or speed
  2. out-and-out, downright <it was a flat–out lie>
とあります。日本語では、「とんでもない」「どえらい」「全くの」といった意味でしょうか。
DownrightOut-and-out
(date:13th century)(date: 1813)
1    archaic : straight down
2    absolutely
       <downright handsome>
       <downright mean>
3    obsolete : forthright
being such completely at all times,
in every way, or from every point of view
<an out–and–out fraud>


してみると、そのむかしdownrightと表現されていたような事象は19世紀になってOut-and-outと形容され、20世紀になってfalt-outなんていう表現を得た訳ですね。近代化が進むにつれDownがFlatになるなんて、なんとなくよくわかる気がするのは私だけでしょうか。19世紀から20世紀にかけて世の中に出てきたものは間違いなく人間の生活を便利にしたという意味でup-downな状況からflatな状況になったというような意味です。さらに現代世界で生じたflatは、「Flat化する世界」で見事に論じられていますよね。原書は一冊なんですけど翻訳は2冊になってます。

フラット化する世界 [増補改訂版] (下)フラット化する世界 [増補改訂版] (上)フラット化する世界 [増補改訂版] (上)
フラット化する世界 [増補改訂版] (下)
(2008/01/19)
トーマス フリードマン

商品詳細を見る

現代の会話でのflat out使い方ですが、Modifies a nounの事例としてブッシュ大統領の発言が引用されていました。

Regarding the allegation that Bush fixed the intelligence around the Iraq war policy he said, “The suggestion is just flat-out wrong.”

ブッシュ大統領がイラク戦争の方針について情報を工作したという申し立てについて彼は「その推測は全くの間違いだ」と言った。

http://www.yourdictionary.com/flat-out

ところでflat-outを検索していたら、やたらと自動車レースのF1関連の記事にいきあたりました。レース業界ではflat-outは「(アクセル)全開で」という意味で使われているようです。

Flat Out [DVD] [Import]Flat Out [DVD] [Import]
(2002/11/11)
Stewart GoddardMarcello Del Giudice

商品詳細を見る

放送では、「彼はウソをついて献金を受け取ったんです、詐欺だ」とされ、ストーリーをわかりやすくする訳になっていました。


第四話 銃を使った強盗事件で姪を亡くした(Gunfire ensued. My nephew was killed)富豪のNaughton氏は、銃規制を期待してJacobs議員に献金したにもかかわらず法案を反古にされ、結果として姪を失ったとしてJacobs議員を訴えています。議会の票は金では買えませんよ(You cannot buy votes on Capitol Hill)、という検察側の質問に対し、Naughton氏は以下のようにいいます。

There was no any quid pro quo on any specific vote.

特定の票への見返りがヒモついていたのではない。

A quid pro quo (formal):
16世紀のラテン語「something のためのsomething」、「あれのためのこれ」を示す語が英語で使われるようになり、後に財貨の交換を伴う行為を示す法的な場面を示す語としても用いられるようになった。意味は、
Something that you do for someone or give to someone when they have agreed to do something for you.
  • The government's commitment to release political prisoners is a quid pro quo for the suspension of armed struggle by the rebels. (often + for)

放送では弁護士の質問を受けた上での回答ということから「特定の票を買ったわけではない」と上手に訳されていました。In returnかin turnを使いたくなる場面で、さらりとquid pro quo、なんて使ってみたいものです。

さて名作「羊たちの沈黙」のなかでレクター博士がクラリスに対し、クラリスが自分のことを話すのと引き換えに助けてやろうと持ちかける場面でquid pro quo が使われているようです。
http://www.phrases.org.uk/meanings/quid-pro-quo.html

The 'turn' link with 'quid pro quo' was played on by the scriptwriters of the 1991 thriller movie 'The Silence of the Lambs', starring Jodie Foster and Anthony Hopkins as Clarice Starling and Dr. Hannibal Lecter:

羊たちの沈黙 (特別編) [DVD]羊たちの沈黙 (特別編) [DVD]
(2008/10/16)
ジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンス

商品詳細を見る

quid pro quo には「turn, in turn」のニュアンスがありますので、ternとturnとquid pro quoで、レクター博士とクラリスの間ではとても高級な会話が展開されていたと理解できます。といいますか、レクター博士の会話の知的レベルは異様に高いですね。素晴らしい脚本です。
  • Hannibal Lecter: Plum Island Animal Disease Research Center. Sounds charming.
  • Clarice Starling: That's only part of the island. There's a very, very nice beach. Terns nest there. There's beautiful...
  • Hannibal Lecter: Terns? If I help you, Clarice, it will be "turns" for us too. I tell you things, you tell me things. Not about this case, though. About yourself. Quid pro quo. Yes or no?


第四話 Alanは検察側の証人である警察官の答弁が不利に働いている点を憂慮し、検察側の答弁では表に出てこなかった幾つかの事実を突き、警察官に対する陪審員の猜疑心を煽り立てようとします。

The jury would know if you’d lived up to your oath to tell the whole truth.

もしあなたが宣誓を守り全くの真実を語っていれば、陪審員はわかったはずです。

oathは、宣誓、
"oath, judicial swearing, solemn appeal to deity in witness of truth or a promise,"
http://www.etymonline.com/

そのものズバリのタイトルですが、法律ものの名手の作品です。
The OathThe Oath
(1999/10/07)
Rankin Davis

商品詳細を見る

live up to(英辞郎)
1. 〔期待など〕に沿う[かなう・応える・応えて生活する]
  • live up to one's boss's expectation
    :上司の期待に沿って[従って]生きる[生活する]、上司の期待に応える
  • If newlyweds have unrealistic expectations, they will probably end up divorced because neither could live up to them.
    :もし新婚夫婦が新婚生活に過大な期待をかけると、どちらもその期待に応えることが出来ないために、離婚に終わってしまうだろう。
  • He promised the electorate to set land aside for a national park, but he hasn't lived up to that promise.
    :彼は有権者に自然公園設立のために土地を空けておくと約束したが、その期待に応えなかった[その約束を果たさなかった]。
2. 〔主義・信念・基準など〕に従って行動[生活]する
  • live up to one's beliefs
    :信念に従って行動する

Alanのセリフは、上記2の「従って行動する」で、かつ過去形になってますから、「従って行動した」となりますね。もし~だったら、にif lived up to…使ってみたいですね。

放送では時間や字数の関係からか、「(自首したCatherineのほうが)偽証する刑事よりよっぽど立派だ。」と前後の会話を含め要約され意訳されています。


第四話 CatherineはBernardが殺人を犯すかもしれない、と警察に相談していましたが、警察は証拠不十分としてCatherineを追い返していました。Alanが検察側の証人である警察官に対して確認をかねて行う質問にあるセリフです。

(Catherine) Relayed to you Bernard's comments about how the next time he's sure to leave little clues like the B.T.K. killer.

(Catherineは)あなたに伝えましたよね、Bernardの発言で、次はきっとB.T.K. killerのように小さな手がかりを残すと。

B.T.K. killer.というのは日本人には馴染み薄い表現です。

以下に、B.T.K. killer.について、Wikiを大いに参考しながら日本語にまとめます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dennis_Rader

1974年から1991年の17年間に、カンサス州ウィチタ周辺で10人が殺される連続殺人事件がありました。犯人は、被害者を縛り、拷問し、殺す("Bind, Torture and Kill”)ことから、"BTK killer (or the BTK strangler)といわれました。犯人は犯行後に警察と新聞社に声明文を送っていました。1991年の事件後は迷宮入りかと思われていましたが、事件を題材にした本や記事が公表されるにつれ、公表記事を目にした犯人は自分自身で事件を語りたいと思い、2004年に再び声明文を警察に送りつけました。しかしこの声明文がきっかけとなって犯人は2005年に逮捕されました。2004年に送りつけた封書にはフロッピーディスクが同封されていましたが、警察はワード文書のメタデータ(文書情報に関する情報)から犯人につながる情報をみつけ出し、逮捕にこぎつけたのです。

結構最近に出版されているのでびっくりしました。
Inside the Mind of BTK: The True Story Behind the Thirty-Year Hunt for the Notorious Wichita Serial KillerInside the Mind of BTK: The True Story Behind the Thirty-Year Hunt for the Notorious Wichita Serial Killer
(2008/09/02)
John DouglasJohnny Dodd

商品詳細を見る

DVDにもなってるみたいです。
BTK キラー [DVD]BTK キラー [DVD]
(2007/04/06)
ジェラルド・グリスバームエリック・B・ゲールマン

商品詳細を見る

BTKキラーについてはサイトや映像など様々な媒体がWeb上に氾濫しています。何がそこまで人々の関心を誘うのか、Wikiの情報だけではいまひとつ伝わってきませんでした。今度アマゾンで入手して、じっくり読んでみようと思います。

放送では、(Catherineは)バーニーの発言を伝えた、「次は犯行声明を出すよ」と、B.T.K. killerには立ち入らずすっきり訳されています。


第四話 Catherineを弁護するAlanですが、手元に同僚で恋人でもあったTaraの退職を知らせるメモが届き動揺を隠せません。同僚のBradがAlanに、殺人事件なのに補佐(Second Chair)はいらないのか、この案件を担当できる精神状態なのか?と訪ねます。

You sure you don't need a second chair? This is murder trial.
             Alan, do you have the necessary focus to try this case?

AlanはCatherineに対する同情を集めようという作戦を既に描いてはいるようで、Bradの問いにはぼそりぼそりと、以下のように答えます。

I want Catherine to be the underdog. 
An army of lawyers would subvert that.

僕はCatherineには同情を買ってもらいたいのです。
だから弁護士軍団は逆効果だと思います。

Underdogは、英辞郎によると

Underdog
【名】負け犬、敗北者、敗残者、弱者、勝ち目のない人
【反】overdog
【著作】負け犬◆米1993《著》マイクル・Z・リューイン(Michael Z. Lewin)

負け犬 (ハヤカワ ポケット ミステリ)負け犬 (ハヤカワ ポケット ミステリ)
(1995/09)
マイクル・Z. リューイン

商品詳細を見る

とあり、「負け犬」という訳があてられています。英辞郎ではさらに、

# underdog charm:判官贔屓
選挙やスポーツなど、劣勢と思われる方に同情が集まりより多くの応援が得られること、または人々の同情を引く要素。

とあり、Alanはこのunderdog charmを踏まえてundrdogを使用していると考える方が自然ですね。
日本人には負け犬はLoserの方が馴染み深いと思います。負け犬といえば、数年前に「負け犬の遠吠え」がベストセラーになったときに英語でLoser Dogといって内容を外人に説明しようとして通じなかった苦い記憶があります。

負け犬の遠吠え (講談社文庫)負け犬の遠吠え (講談社文庫)
(2006/10/14)
酒井 順子

商品詳細を見る


ちなみに反対語で紹介されているoverdogは、英辞郎によると

overdog
【名】支配階級(の一人)

だそうです。してみると単語としてのUnderdogは、支配される側を指す意味を内包する語と考えるべきで、「ふん、この負け犬めが・・・」で使う負け犬や、とか上記の「負け犬の遠吠え」の負け犬には不適切な感じですね。

Alanのセリフは放送では、「弁護団がつくとイメージが悪い」と解説半分に訳されています。
単語でunderdogだけではなく、underdog charmで同情を集めるの意、使ってみたいです。


大自然を満喫してリフレッシュしたAlanは、海シラミによる野生の鮭絶滅の危機に対峙すべく、養殖業者に対する審理を弁護すべくカナダの法廷に乗り込みます。弁護の論理の大筋は:

I acknowledge the hypocrisy of the fisherman pleading the survival of species only so that he’ll be able to continue dragging them to shore by the lip in perpetuity.
(釣り人として)偽善はわかります、捕獲する側の釣り人は種の存続を望み、いつまでも口に針をかけ釣り上げ続けたいからです。

But causing a fish discomfiture and causing it to become extinct are two very different things.
だが、魚を捕獲するのと絶滅させるのは別です。

Discomfiture 
【名】敗北、挫折、失敗、当惑、狼狽
(英辞朗)

とてもnative Japaneseには打てない弁舌ですね。
I acknowledge the hypocrisy of… それにforever ではなくどことなく高級感漂う… in perpetuity …、とどめは魚を捕まえるにcatch ではなくcause a fish discomfiture ときました。とりあえず丸暗記しといてどこかで使うシーンを待って見ます。


カナダの判事(Milord)は、環境問題についてアメリカ人にとやかくいわれるのは屈辱だといいますが(I find it insulting to be lectured by an American on the environment.)、Alan側はアメリカだからこそ主張できるのです(Being from the United States, I have an expertise on the issue.)、とアメリカで絶滅した動物の名前を列挙し(Remember, we’re the country that’s practically wiped the grizzly bear off our maps. We got rid of bull trout.・・・と絶滅した種の名を連ねます)、「捕獲と絶滅は別」論へと結びます。

We seek to count hatchery salmon as wild so the numbers go up and we can take the actual wild salmon off the endangered species list.

養殖鮭を野生にカウントし、鮭は絶滅の恐れなしと強弁している。

訳は放送で使われた訳をそのまま転記していますが、上手な訳です。

hatchery 【名】孵化場 (英辞朗)
バンクーバーのCapilano Salmon Hatcheryは観光名所にもなっているようです。
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g154943-d155847-Reviews-Capilano_Salmon_Hatchery-Vancouver_British_Columbia.html

弁論は続けてアメリカで起こった非を指摘し、カナダで同じ過ちを犯さないように、と論じます。

Almost a hundred different bird and animal species have gone extinct in the last 30 years while our national policy remains, “It's not priority.” I know all about economic interests trumping the environment.

凡そ百種類の鳥や獣が絶滅したのがこの30年のことで、その間わが国のポリシーは一貫して「問題の優先順位は低い」としてきました。経済利害を環境に優先させる切り札にするやり口ならお任せください。

I know all about... は文字通り「私は全て知っている」、転じて「(そのことなら)お任せください」ですが、一度会話の中でさらりと使ってみたいものです。

Trumpはカードのトランプですが、動詞になるとちょっと雰囲気ある意味になって、

【他動】~に切り札[奥の手]を出す、切り札を出して~に勝つ
(英辞朗)

Merriam-Websterではもう少しはっきりとした表現でoverrideと同義としています。

to get the better of : override
 - where ambition invariably trumps loyalty — Michael Kramer

養殖といえば、NHKの放送にいたく感心したのは私だけでしょうか?
プロジェクトX 海のダイヤ 世界初クロマグロ完全養殖 [DVD]プロジェクトX 海のダイヤ 世界初クロマグロ完全養殖 [DVD]
(2006/03/24)
ドキュメンタリー

商品詳細を見る


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。