アメリカにおける銃の存在と修正第二条

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Boston Legalというドラマは、放送時点の時流を敏感に汲み取り、最高の社会風刺を仕込んだTVドラマでもあります。Season 2 第四話放送時は、この例に引いた民主党のケリー上院議員のエピソードがあったときです。エピソードの内容については以下を参照してください。このドラマでもよく出てくる修正第二条についてもわかりやすく理解できます。
http://homepage.mac.com/f_matsuo/Sites/blog/blogcontents/GE200502J1.doc

また2006年にはチェイニー副大統領による友人誤射のニュースがあり、当時放送されたSeason3ではすかさずDennyがチェイニーに仮装しています。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2006/02/post_14a2.html

第四話 裁判での審問を通じてアメリカ社会における銃の存在がイメージできます。

[現状]
Look, the ban on assault weapons, the Democrats are for it, the Republicans are for it, the Police are for it, eighty percent of the public is for it, and we don’t have it.
That should tell you how powerful the gun lobby is.

銃規制は、民主党も共和党も警察も8割方の国民も支持しているのに、我々は実行できていないのです。
銃のロビー活動がいかに強力かを物語っています。

[NRA]
NRAの存在がどういうものなのか、ドラマの中で原告側弁護士のセリフが、上述のケリー上院議員のエピソードを交え、雄弁に物語っています。

Senator Kerry, in his bid to get elected president, was advised that he had to go out and shoot an animal.  And to be photographed doing so.  He’s a windsurfer, for God’s sake!

We actually have legislation pending in Washington that will literally shield the gun manufactures from being sued, even for negligence.  We can sue doctors, big tobaccos, and asbestos.  But the gun industry gets its own special legislation granting them immunity.

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修正第2条とはなにものか・・・
http://homepage.mac.com/f_matsuo/Sites/blog/blogcontents/GE200502J1.doc より転載

修正第2条とはなにものか。合衆国憲法が発効した3年後の1891年に追加された、いわゆる「権利章典」部分10ヵ条の2番目に位置し、斎藤眞先生の訳によると、「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって安心であるから、人民が武器を保蔵し、また携帯する権利は、これを侵してはいけない」と規定されている。

引用者注:正しくは「合衆国憲法が発効した3年後の1791年」です。依存症さん様、ご指摘ありがとうございました。

 いまアメリカ国民の銃規制推進派と規制反対派は、この解釈で真っ向から対立する。国論を二分しているといっていい。

 前者は、建国時の民兵、すなわち現在の州兵(ナショナル・ガード)の一員となるかぎりにおいて、市民の武器保持の権利が認められる、という州としての権利を保障したものだと主張、銃規制は、憲法上の問題ではなく、公共の安全確保上の問題とする。これに対して後者は、連邦中央政府権力 フ専制化を見張り、市民の自由を守るのに不可欠な個人の権利であり、アメリカ民主主義の生命線だと主張する。

 そして、この州権説対人権説の対立は、現在のアメリカ政治、さらには社会的価値観全体にまで持ち込まれている。アメリカの高校生が学ぶアメリカ史の代表的な教科書といわれる『ジ・アメリカン・ネーション』(二〇〇三年版)は、この修正第2条について、次のように記述している。

 「アメリカの国民は、この修正第2条の本当の意味について、建国時の早い段階から論議して来た。一部の専門家は、国民一人一人が武器を保持する基本的な権利を保障していると信じている。他方、これは単に各州が民兵を維持する権利を保障したのだという意見もある。銃規制問題はいまアメリカが直面している最も複雑で論議の多い憲法上の懸案である」。

 正直な告白だと思う。つまり教科書もお手上げの対立と混乱があるということである。一番の問題は、連邦最高裁判所が、この解釈の対立に対し、明確な裁定を打ち出していないことである。

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コメント
この記事へのコメント
1891年ではなく1791年ではないでしょうか。
2010/01/11(月) 18:52 | URL | 依存症さん@_@ #-[ 編集]
ご指摘ありがとうございます。そうですよね、1891年では19世紀後半ですよね。19世紀後半が合衆国憲法発効直後のわけがないですよね。深くチェックせずに引用していた自分を恥ずかしく思います。1788年のニューハンプシャーの批准で発効と考えるなら、3年後は1791年ですね。ご指摘ありがとうございました。

> 1891年ではなく1791年ではないでしょうか。
2010/01/25(月) 21:30 | URL | Lalalan Shore #-[ 編集]
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